先週の土曜日に悪天候の中で行われました中山グランド
ジャンプは、オジュウチョウサンが圧勝し、5連覇の偉業を
達成しました。
昭和期には中山グランドJは、中山大障害の名称で行われて
おり、中山大障害として春と暮れに行われていました。
私が昭和期にリアルタイムで競馬を観ていた中山大障害に
おいては、4連覇を果たしたグランドマーチスや5回の優勝を
果たしたバローネターフ等の名障害馬達がいましたが、
オジュウチョウサンは、昔の名称で言えば中山大障害を7連覇
したことになり、まさに上記2頭の上をいく規格外の名障害馬で
今後、日本競馬史上に残る名障害馬として語り継がれていく
ことでしょう。
本当におめでとうございます!
今年の中山グランドJは、当日の大雨の影響で馬場は不良となり
走行タイムも異例の5分を超える等、過酷なレースとなりました。
その影響もあってか3頭が落馬して競走を中止し、最後の障害で
落馬した昨年の最優秀障害馬シングンマイケルは、頸椎関節
脱臼のため、天に召されてしまいました。
全馬の無事を祈って観ていたのですが、本当に残念です。
落馬が頻繁におこる中山大障害名物の大竹柵や大土塁(通称
赤レンガ)は、騎手や馬の安全を考えてか、昭和期に比べ優しく
なったように感じていましたが、今回のような大雨での障害レース
においては、本当に危険だと思います。
オジュウチョウサンも何回もバランスを崩す場面があり、ハラハラ
しながら観ていました。
どの馬達においても、いつ大きな事故が発生するか判りません。
中央競馬において、久しぶりに現れたスターホースだけに強い
オジュウチョウサンとして、良い花道を作ってあげて欲しいと
願うばかりです。
そして、ターフ散ったシングンマイケルのご冥福を心よりお祈り
致します。
天国で傷を癒し、ゆっくり休んで下さい。 お疲れさまでした。