昨日、元騎手で調教師でもあった郷原洋行さんが 亡くなった

との訃報が届きました。

保田隆芳、野平祐二、加賀武見、増沢末夫、嶋田功、 横山富雄、大崎昭一、柴田政人、小島太、武邦彦、福永洋一騎手らと共に

昭和を代表する騎手で、剛腕の郷原の異名をとる 名ジョッキー

でした。

最近の外国人騎手が目立つ中、昭和期では上記の騎手の名を

見てもわかるとおり、個性あふれる騎手が多くいました。

剛腕で豪快に馬を追う姿が印象的で、昭和48年の日本ダービー

では、イチフジイサミに騎乗し、直線でハイセイコーを捉えるも

タケホープに馬体を寄せられて不利をを受けた影響で2着に

敗れ、レース後、審判室への猛抗議を行ったことは、今でも

覚えています。

また、プレストウコウで挑んだ天皇賞では、鞍ずれを起こして

しまったため、プレストウコウは競走中止を余儀なくされ、

必死に馬を制止しようとする姿や、翌週の重賞でのパドック

において、騎乗の際、ファンからの「郷原、鞍は大丈夫か、

ちゃんと確認したか」の声援に苦笑いを浮かべていた表情を

昨日のことのように思い出されます。

心よりご冥福をお祈りいたします。