明日、京都競馬場ではエリザベス女王杯が行われます。
天皇陛下の即位に伴う祝賀パレード「祝賀御列の儀」の日に
令和初のエリザベス女王杯が行われるというのも何か皇室
繋がりの縁を感じます。
エリザベス女王杯の前身は、昭和期に牝馬三冠の最終レース
としてビクトリアカップが行われていて、その頃ではハイセイコー
と同期でナスノチグサやレディースポートと共に三強牝馬と
言われ、当時ファンになり応援していたニットウチドリも
このレースに優勝しました。
エリザベス女王の来日を記念して、名称がエリザベス女王杯に
変更され、内容もビクトリアカップを引き継いだものでしたが、
エリザベス女王に敬意を表したのか、創設レースとして第一回
からのスタートとなりました。
その後牝馬のレース体系を充実させるため、新たに秋華賞が
創設され三冠レースとなりました。
これを受けてエリザベス女王杯は三歳以上の牝馬が競い合う
レースとなりました。
昭和期では、牝馬のクラシックレースが終わり、古馬になると
牝馬のレース体系整っていなかったため、不利となる牡馬との
混合レースに出走するしかありませんでした。
そのため、早く引退してしまうケースが多く見られました。
よって三歳以上の牝馬で行われるエリザベス女王杯は、
三歳牝馬のクラシック組と4歳以上の牝馬との対決が見られる
興味深いレースとなりました。
記念すべき日に行われる今年のエリザベス女王杯は、
どのようなドラマが繰り広げられるのか、本当に楽しみです。