明日は、いよいよクラシック路線開始を告げる真のGⅠレース
桜花賞が行われます。
思い出の馬は、昭和48年に優勝したニットウチドリです。
当時、関東№1のニットウチドリと関西№1のキシュウローレル
との激突が注目されました。
桜花賞トライアルで両馬は激突し、ニットウチドリが競り勝って
優勝。
桜花賞では、スタート直後から両馬が先頭を譲らないスピード
対スピードの意地をかけたすさまじいレースとなりました。
優勝はニットウチドリでしたが、キシュウローレルのスピードも
素晴らしかった思います。
その後、京都牝馬特別でキシュウローレルは悲劇の死を
遂げてしまったのが残念でなりません。
また、テスコガビーが大差の圧勝劇を演じた昭和50年の
桜花賞も思い出深いレースです。
テスコガビーは、名種牡馬テスコボーイの産駒でデビュー
した時から、1頭だけものが違う牝馬でした。
当時はテスコガビーが勝つかではなく、どれくらい圧勝する
かが注目されていました。
その期待どおり、テスコガビーは大差で圧勝したのですが、
その時に実況した名アナの杉本アナが、最後の直線で
「後ろからは何にも来ない 後ろからは何にも来ない
赤の帽子ただひとつゴール向かう テスカガビー大楽勝
いやー恐れ入った 恐れ入りました タイムは1分34秒9
これは恐ろしい馬です」と絶叫した実況は今でも耳に
残っています。
今年も桜の女王にふさわしい素晴らしいレースを期待しています。