今週は、ドバイに年度代表馬であるアーモンドアイが

ドバイ・ターフに出走します。

あの目を見張る豪脚を披露し、圧勝して世界をアッと

言わせて欲しいですが、豪脚だけに脚にかかる負担も

相当なものになります。

私は、未だにあのホクトベガの悲劇が忘れられないので

人馬無事にレースが終了することを一番に思っています。

もう日本の宝を失いたくありません。

そう言いつつも、頑張って欲しいです。

 

日本では大阪杯が行われます。

私は、昭和人なのでどうしてもサンケイ大阪杯のイメージが

強く、GⅠレースということに違和感を隠し切れません。

昔、サンケイ大阪杯は元々春の天皇賞の前の前哨戦または

ステップレースだっただけに、何でこのタイミングでGⅠレース

なのでしょうか。

中距離の大阪杯狙いの馬と天皇賞狙いの馬との混合戦の

面白味としたいのでしょうか。

あまりGⅠレースの乱立はして欲しくはありません。

但し、明日の出走馬は豪華メンバーがそろいました。

ダービー馬、有馬記念馬、皐月賞馬の他、重賞勝ち馬が

ずらり揃った近年まれにみる面白い対戦です。

 

大阪杯での思い出の馬は、まだサンケイ大阪杯と言っていた

時代の昭和50年優勝馬スカイリーダです。

400キロちょっとの小さな体でしたが、後方から繰り出す

切れのある追い込みは、印象に残っています。

まさに小さな巨人でした。

あの歴史的名馬タニノチカラを後ろから差したのは、この馬

だけだと思います。

イチフジイサミが優勝した春の天皇賞で、向こう所面でしんがり

まで下がった時、名アナウンサーの杉本アナが「昭和48年春の

天皇賞タイテエムを思い出すスカイリーダだしんがりだ」と言った

名実況は忘れられません。

私が行っていた牧場めぐりツアーに来ていた人の中に

スカイリーダのファンの方がいて、種牡馬の後廃用になり、

その後の消息は不明とされていて、もうとっくに亡くなったと

思っていたようでしたが、偶然テレビの取材中、スカイリーダが

存命していることが判り、それを知らせてあげると、とても喜んで

いました。

スカイリーダはその牧場で天命を全うしたと思っています。

人はそれぞれ大好きだった馬や忘れられない馬がいます。

だから競馬は面白いし、奥が深くやめられません。