一日一日生きて…59　たくさんたくさん褒められて

そらは2020年12月16日、14年と39日の生涯を閉じました。
家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。

2020年4月20日未明

元気いっぱいだったそらが

急変した

肝細胞癌と宣告されてから

約2年の月日が

流れてた

急変してから

244日間

一日一日

そららしく

生きて

お空へと上っていった

そんなそらと共に

命と向き合い

過ごすことができた

私達家族は

数えきれないほどの

幸せをもらった

急変からの日々にtime slip

　59日目　

『そら日記』より　

2020年6月17日（水）

朝6：30

目が覚めて、そら見たら

長い方のソファで

ひっくり返って寝ていた

そんな姿にほっこりして

私もそのまま

お布団の中でそーっと静かに

7：00おはよう

お庭でおしっこ

ちゅーるでお薬

その後

ウン○したくて落ち着かない様子

でも和室で考え事してる

行きたくないのか迷い中

ウン○する時

えらくなる事が

自分でも分かってきたのかも…

そうだったら

可愛そうだなぁ

でも我慢もよくないので

誘ってお庭へ

最後までしゃがんでいられなくて

お尻が地面についてしまう

抱っこしたら

そのままうん○が出てきた

体力たくさん使ったんだね

リビングどこでもお布団の上で

エアコンの涼しい風に当たって

ずっと寝てた

一旦

お昼にごはん

茹で卵の黄身にお野菜混ぜて

茹で卵気に入ったみたい

食べたらハウスへ

また寝た

そらくんよく知ってる

ハウスの中にも

エアコンの涼しい風が

そよそよ吹いてくるね

15：30

早番のお父さん帰宅

まるで帰りが分かってるみたいに

少し前に

むっくり起きてきた

お父さんの手には

シャトレーゼのケーキの箱

そらが美味しそうに食べてくれるから

シュークリーム

切らせなくなっちゃった

早速プリンもらって

ご機嫌さん

今日はお薬もらいに

私ひとり

S動物クリニックへ

午後は16時から

一番になるように急いで

そらはお父さんとお留守番

S動物クリニックへ二回目の急変（6/9）後二日間にわたり
お注射をして頂いて一週間
今日は以下のことお話した

◆落ち着いて食欲が出てきた

◆今朝の皮下補液が顎の下に
タポンタポンと残っている
↓
自然に吸収されていきます
吸収されにくくなっているかもしれないので
夜の皮下点滴は100mlにと指示を受けた

◆ディアバスター服用しても
下痢が治らない
↓
・ステロイド剤プレドニゾロンと
整腸剤ビオイムバスター1錠ずつ
分包して処方してもらった

「食欲がない時元気がない時に
様子見ながら与えて下さい」と…

・6種調合粉薬Cは今まで通り

いたずらするくらい元気が出て
食欲も出てきたこと
お話したら・・・

びっくりです
この子の状態は人間なら
【24時間点滴の面会謝絶】です
何でも食べさせてあげて下さい
ケンタッキーフライドチキンでも
いいですよ

S院長先生はそう言われた

あらためて
厳しいんだなって
末期なんだなって
気持ちは複雑だった

でも帰れば
しっぽ振って笑って出迎えてくれた
そらがいて
嬉しくて嬉しくて
ただただ嬉しかった

病院から帰って

お待たせ

おやつタイム