家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。
2020年4月20日未明
元気いっぱいだったそらが
急変した
肝細胞癌と宣告されてから
約2年の月日が
流れてた
急変してから
244日間
一日一日
そららしく
生きて
お空へと上っていった
そんなそらと共に
命と向き合い
過ごすことができた
私達家族は
数えきれないほどの
幸せをもらった
急変からの日々にtime slip
57日目
『そら日記』より
2020年6月15日(月)
今朝は早起き
6:00おはよう
和室で寝てるお父さん確認してから
お庭でおしっこ
お薬は
お湯で溶いてシリンジで
失敗
上手にぺっぺされた
お薬混ぜたちゅーるは
食べなくなってしまったから
お薬飲ませるのが大変
作り直して再挑戦
お父さんにプリンで釣ってもらって
気を取られている間に
お口の中へ
それから
お父さんが寝てる和室で
8時まで二度寝し
お父さんが起きて
履こうとした靴下
すかさずくわえた
靴下くわえたお顔が元気
こんな嬉しい朝で始まって
今日は一日
お部屋の中とことこよく歩いた
危なげなく歩いていた
私の動向目で追って
手にバスタオルを持ってたら
スッと立ち上がって取ろうとした
どんなに頑張っても
立ち上がる力がなかったのが
嘘のよう
何と言っても
朝昼晩と
ちゅーるをたくさん食べた
この日
袋もかじってしまいそうな勢いで食べた
23本のちゅーるが
そらの生きる力になってくれた
食べたい気持ちがでてきた
もっと欲しいとお手もした
すりつぶした卵焼き
プリンも食べた
ウン○がしたくなれば
「僕ウン○」って
わんわん吠えて
教えてくれた
2回目の急変(6/9)から
はじめて出た声だった
お庭に出たそら
家の周りを歩いて
ウン○した
下痢状~軟便
昨日より形があるから
排便後に
倒れるようになってから
お庭でしてくれたら
そらも私達も
どんなに気持ちが楽だろう…と
思ってた
こんなに簡単に出来るようなるなんて
やっぱり
そらはお利口さんだなぁ
おやつタイム
用意してたら
急いでハウスに入って行った
おやつタイムは
私たちが先に
そらはハウスで待つ
これがずっとの習慣
久しぶりに反応した
待ちきれなくてガン見
自分の番が来たら
ハウスからお父さんのもとに
ダッシュする気まんまんのそら
怖いから
補助胴着の持ち手持って
走りを抑えた
それでも早い
早いよそらくん
そらはすごいなぁ
シャトレーゼのシュークリーム
一個分のカスタードクリーム
ペロペロ
美味しそうに食べちゃった
それから
お楽しみの『まぐろのちゅーる』
昨日○○ちゃん(娘)が
電車に置き忘れて
遠い駅まで旅してきたちゅーる
そらのお口に入った
袋にかじりつきながら
お父さんからもらって
○○ちゃんからももらって
まぁ美味しそうに食べた
22:30
○○を送って帰宅したお父さんに
おねだり開始
お父さんから目が離せない
いつものそらが戻ってきた
プリンもらっても
お手お手攻撃
嬉しくて
お父さんと私
結局ちゅーる3本あげた
こんな姿見ていたら
したはずの覚悟が消えていく
そらの笑顔が
もっともっと見ていたい
18:40 ソルアセト80?+レバチオニン
S動物クリニック6種調合粉薬C
6:15 お湯で溶いてシリンジで
17:30 カスタードクリームに混ぜて
免疫サプリ『スーパーオリマックス』8粒
ハタ乳酸菌サプリ『LCH菌活倶楽部』0.5g
ちゅーる 23本(朝-7本 昼-4本 夕~夜-12本)
9:15 炒り卵
17:30 カスタードクリーム
(シャトレーゼ八ヶ岳シュークリーム一個分)
23:30 プリン
スープ 飲まない
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~