家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。
2020年4月20日未明
元気いっぱいだったそらが
急変した
肝細胞癌と宣告されてから
約2年の月日が
流れてた
急変してから
244日間
一日一日
そららしく
生きて
お空へと上っていった
そんなそらと共に
命と向き合い
過ごすことができた
私達家族は
数えきれないほどの
幸せをもらった
急変からの日々にtime slip
30日目
『そら日記』より
2020年5月19日(火)
8:30おはよう
お庭でおしっこ
お薬、サプリ
痛み止めも一緒に飲んで
一時間後には
朝ごはんパクパク
変わらない朝を迎えた
夕方には雨の予報だったので
14:00
車で近くの公園へ
大量にウン○した
ちょっと軟らかめ
帰りは
駐車場の端を歩いて
車からわざと遠ざかって
歩いて帰る気まんまん
家まで歩けるだろうか…
また倒れないだろうか…
歩かせてやりたいけれど
私の足は
どうしても止まってしまう
強制抱っこで
そらは車に乗せられた
ごめんね、そらくん
お父さんが一緒の時またね
一ヶ月前
そらが急変してから
リビングには
いつもお布団が敷きっぱなし
そらは
このお布団の上が
結構お気に入り
昼間はここでよく寝ている
夜は私の寝床
17:00すぎ
早番勤務のお父さん帰宅
帰るよコールで
すでに勝手口で
まだかまだかと
しっぽ振る準備をしながら
お耳すまして
車の音が聞こえると
今日も変わらず大きな声で
おかえりのわんわん
嬉しそうに吠えた
次のお目当ては
お父さんのバッグの中から
決まって出てくる菓子パン
もらえることが分かるまで
わんわん
お父さんがバッグに
手を入れたら
すかさずお利口さんにおすわり
毎回期待度満点の
真剣なお顔
ほんの一欠片の菓子パンを
美味しそうに食べたら
今度は飲み物
お水じゃないよ
スープだよって
お水飲み場でおすわり
スープ飲んだら
あー満足
早番勤務の週
毎日のように繰り広げられる
そらとお父さんの
この一連の楽しいやり取りを
私は何度
そばで見てきただろう
わちゃわちゃ
楽しいから
ケラケラ笑ってたから
写真もビデオも
いつも後から
撮ればよかった!になる
予報通り
夕方から大雨
おまけに雷
遠くなったそらのお耳で
少し聞こえるか聞こえないかの雷
雷の雰囲気は感じ取って
そらは神妙なお顔で
考え中
お薬をもらいに
S動物クリニックに行く予定は
やめて
明日にした
S動物クリニック4種調合粉薬B 8:30 19:40
・アモキシシリン(抗菌剤)
・ファモチジン(胃粘膜保護剤)
・セレニア(制吐剤)
・トラマール(がん疼痛治療薬)
消炎鎮痛剤オンシオールビオフェルミン調合 8:30
ディアバスター 14:15
アミノ酸サプリ『アミノピュアー』4匙
ハタ乳酸菌サプリ『LCH菌活倶楽部』0.5
命のスープ 430ml
ちゅーる3本/1日
10:15 卵2/3 鮭1 茹で鶏胸肉
大根人参かぼちゃブロッコリーさつまいもキャベツ
13:30~ 手作りささみチップ1 あんこマフィン1/4
~14:30 茹で鶏胸 小魚
17:30 コンビニケーキ
20:10 マグロ焼き60g タラ1 鶏ささみ35g
大根人参かぼちゃじゃがいもキャベツささみ削りかけ
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~