家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。
2020年4月20日未明
元気いっぱいだったそらが
急変した
肝細胞癌と宣告されてから
約2年の月日が
流れてた
急変してから
244日間
一日一日
そららしく
生きて
お空へと上っていった
そんなそらと共に
命と向き合い
過ごすことができた
私達家族は
数えきれないほどの
幸せをもらった
急変からの日々にtime slip
3日目 ![]()
『そら日記』より
2020年4月22日(水)
9:00
ちゅーる一本なめてくれた
以後何も食べない
もうウンチもでない
おしっこもでない
おしっこだけはして欲しくても
数歩歩いて立ち止まって
出ない![]()
このままでいいのかなぁ
そらの体の中で
何がおきているのだろう
病院行かなくていいだろうか…
どうしたらいいだろう…
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娘から電話があった
勤務先のM院長先生にこう言われたと…
一時間かけて連れて行くのは無理でも
近くの病院へ行くべき
まだ何かしてやれるはずだ
癌末期のケアをしてやるべきだ
それには近くの病院へ
はっきりしたM院長先生の言葉に
心が動かされた気がした
大学病院のI先生に
電話で相談した
今後のこと
痛みが出てきた時のこと
I先生は
やはりお近くの病院があると安心です
お近くの病院探せますか?
思い切って行ってみて下さい
ダメなら割り切って
帰ってこればいいです
必要ならば
連携が取れるかもしれません
近くの病院へ行っても
先生にお電話してもいいですか?の
私の問いに
先生は
「もちろんです」と
その言葉に安心した
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車で10分位の動物病院の中から
一番いいかなと思う病院
S動物クリニックへ
電話してみた
無理だと分かっていながら
往診が可能か聞いてみた
受付からS院長先生に代わり
往診は出来ませんが
連れて来れるのであれば
車の中で診察してあげられます
ただ連れてくることの責任は
持てませんので
飼い主さんのご判断で…と
連れていくことにした
車にそっと乗せて8分だった![]()
受付をすませ
駐車場で待つことすぐ
穏やかそうな先生が出てみえて
診察、採血して下さった
血液検査の結果は
当たり前かもしれないけれど
よくない
貧血状態
肝臓の機能を示す値は1000超え
炎症の値も高い
アンモニアの数値は正常だった
でももう
値は気にならない
とにかく
生きててくれたらいい
そらが
辛くなければいい
お薬
とリキッド、缶詰を
処方していただいて
無事にお家に
帰ってこれた
下記参照
S動物クリニック6種調合粉薬A
S先生のおかげで
そらの負担は
最小限だったと思う
救われた気がした
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19:00
早速
6種調合された粉薬を飲ませた
食欲ないから大変![]()
お湯で溶いて
お口の中に手で塗るように入れた
20:00
皮下点滴をした
主人とふたりで
順番間違えないように
何とか成功
そらくん
逃げないから
やっぱり動けないんだね
点滴した後
ちょっとだけ元気が出たのか
お風呂に入ってるお父さんを
見に行った![]()
後ろ姿が
愛しくて
涙が出そうだった
お口は開きそうもないので
リキッドも缶詰も
開けるのは止めた
元気な時でも
リキッドとか缶詰の味
好きじゃないから
きっと食べない
夜0時
やっとやっとおしっこが出た
どうしても
お庭でウンチしない
少しだけ歩いた空き地で
軟らかウンチをした
その後
朝まで
静かに寝てくれた
よーく寝てた![]()
・アモキシシリン(抗菌剤)
・ファモチジン(胃粘膜保護剤)
・セレニア(制吐剤)
・ビオイムバスター(整腸剤)
・オンシオール(消炎鎮痛剤)
・トラマール(がん疼痛治療薬)
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~

