そらは2020年12月16日、14年と39日の生涯を閉じました。
家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。

 

 

2020年4月20日未明

元気いっぱいだったそらが

急変した

 

肝細胞癌と宣告されてから

約2年の月日が

流れてた

 

急変してから

244日間

一日一日

そららしく

生きて

お空へと上っていった

 

そんなそらと共に

命と向き合い

過ごすことができた

私達家族は

数えきれないほどの

幸せをもらった

 

急変からの日々にtime slip

 

ブルーハート 2日目 ブルーハート

 

『そら日記』より 

 

2020年4月21日(火)

 

昨日からずっと軟らか便

朝から2、3時間おきに出る

だんだん

トロトロの便になっていくあせる

 

丸一日以上

お水以外何も口にしていないのに

どれだけ出るのかな…

夜中まで軟らか便は続いた

 

熱も高く一日中39度台

いっとき40度まで上がった

 

そんな状態でも

吐き気止めの注射予防接種が効いたかな

ちゅーる差し出したら

ペロペロなめ始めて

しかももう一本欲しいお顔

2本お口に入っていったよだれ

 

 

ブルーハート

 

 

お昼すぎに

昨日大学病院から発送してもらった

吐き気止めのお薬が到着した

これで一安心

 

大学病院I先生にお電話で

今日のそらの容体をお話して

指示をしてもらった

 

ここずっとお腹の不調時に

服用していた

手持ちの抗生剤とディアバスターは

服用を続けて下さい

 

皮下点滴は

それだけでも

体が楽になると思いますので

続けて下さい

 

娘はお仕事もあり

今日帰って行くので

皮下点滴は私がやらなきゃいけない

ちょっと怖い

 

I先生こう言われた

出来ます

大丈夫です

 

先生に言われると

何だか出来そうで

大した事ない気がしてきた

いつもそう

先生とお話した後は

ちょっと元気になる

 

 

ブルーハート

 

 

夕方

お父さんは

お仕事に出かけて行った

きっと

行きたくなんかないだろう

 

娘も明日からは仕事

彼氏が

迎えにきてくれた

 

帰る前に

娘から皮下点滴のやり方を

教えてもらった

 

娘と彼氏に見守られながら

実際やってみた

そらが動く元気がないので

なんとかできた

よかったー

これを

ひとりで出来るだろうか…

 

娘は夜10時すぎに帰って行った

娘だって

そらと一緒にいたかっただろう

 

 

image

 

 

ピンクハート

 

 

部屋の中

そらとふたりきり

 

しーんとしてる

でも

そら生きてる

 

そら生きてるよ

 

深夜2時

お父さんが帰ってきた

 

そら

寝てたその場所で

 

嬉しそうに

しっぽ振ったハート

 

 

 

 

 

予防接種 制吐剤セレニア皮下注射 19:30
予防接種 皮下点滴 ラクテック230ml+3種栄養剤 19:30
薬 抗生剤・粘膜保護剤 15:00
薬 下痢止めディアバスター 19:30

よだれ ちゅーる3本/1日 15:00 22:20

 

 

 

 

そらのこれからの毎日が
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~