家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。
2020年4月にtime slip
『そら日記』より
2020年4月10日（金）
朝さんぽ
車で5分の公園へ
いつものように
歩いて帰宅
ご機嫌さん
いつものように
私はまた歩いて公園へ
駐車場に置いてきた車を
取りに行った
時間にして10分位
いつもなら
だいたい
窓際でお外ながめているそら
今日は
玄関ドア開けたら
すぐそこに
そらが待ってた
「どこ行ってたー
」って
私の顔見るなり
リビングに舞い戻り
まだ敷きっぱなしのお布団の上
かりかり穴掘りして
やんちゃなお顔してた
いつまでたっても
若い頃と
やることは変わらなくて
やんちゃで
いたずらっ子で
ホント可愛いなぁ
今日のごはん
朝は
人参蓮根入り卵焼きペロリ
かぼちゃバナナパンも好評で
鶏肉もムネ肉ならお口開く
夜は
小さい土鍋で寄せ鍋風にして
豚肉、鶏ムネ肉、お豆腐
マグロのお刺身も大好きで
かぼちゃバナナパンも欲しいって
もうおしまい
ごちそうさまでしたって
手を合わせるまで
パクパクお口開いて
食欲満点
相変わらず
お腹の調子はよくなくて
軟便だったり
いいウンチが出たかなと思うと
次は粘膜便だったり
泥状だったり
でもさ
便の状態を心配して
食べたいのを制限したり
大好きな甘いものあげるのやめたり
今そんな事したら
きっと後悔する
食べたい時に
喜んで食べるものを
食べたいだけ
今はこれが
やっぱり大切かな
ごはんタイムは
楽しい美味しい時間
もちろん
限度超えちゃいけないけれど
食べていけないものもあるけれど
でないと
絶対後悔する
もう何十年も前の話・・・
実家で飼ってた雑種犬のチビ
シニアになった時
元気だったのに
今後の病気予防のためにと
獣医さんに言われるまま
ドッグフードに切り替えた
手作りごはんで育ったチビは
当然嫌がって
ごはんの時間が
楽しい時間でなくなってしまった
お空に見送った後
どれだけ後悔したか
同じ失敗はしない
同じ後悔もしない
だから
食べられる時に
好きなものいっぱい
食べさせてあげよう
2020年4月11日（土）
今朝は早起き
ウンチが緩かった
朝さんぽの後
ホットケーキミックスで作る
パン風簡単おやつ
今日はあんこ入りを焼いていたら
部屋に甘い香りが・・・
焼き上がる前から
キッチンにおすわりして待ってた
夕方さんぽ
お仕事休日のお父さんがいるからか
早く行きたい素振り
待ってねと言われ
お利口さんに待ちながらも
「まだ
」って2回も
お散歩催促してた
行きたいばかりのそら
行けると分かったら
テンション上がって
私の足にマウントしてから
車に乗り込んだ
行き先は隣町へ
そらの大好きなお散歩場所
駐車場から
川沿いの土手を歩いて
そこから町並み通り抜けて
県道渡ってロングコース
元気いっぱい歩いて
くんくんして
楽しいお散歩50分
2020.3.21撮影
夕ごはん
そらの視線感じて
おいでおいで！したら
キッチンにきて
ちょこんとおすわり
小さい土鍋で
今日は中華スープで味付け
人用の3～4倍に薄めてね
具材は鶏ささみ、豚肉、タラ
お豆腐に
大根人参じゃがいも
いっぱい食べた
2020.1.9撮影
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
～そらの癌再発で誓った思い～