そらは2020年12月16日、14年と39日の生涯を閉じました。
家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。

 

2020年3月にtime slip

 

ピンクハート

 

『そら日記』より 

 

2020年3月24日(火)

 

朝さんぽ

車で5分の公園へ車ダッシュ

一周900メートルの遊歩道を

いつもと変わりなく

歩いてくれるあしあと

 

夕方さんぽ

ご近所川沿いまで散歩あしあと

 

 

ピンクハート

 

 

ごはんタイムスプーンフォーク

朝も夕も

呼んでもキッチンに来ない

チラ見して行ってしまう

 

夕ごはん

リビングのテーブルの上

お父さんと私の間に

そらのお皿を並べて

そらくーんごはんだよ飛び出すハートって

 

おいでおいでおいですると

やって来て

 

 

 

 

 

豚肉ハンバーグ

少しずつ

私の手からムシャムシャよだれ

 

かぼちゃはプイってされたけど笑い

 

 

 

 

次は

お父さんの手をお皿にして

 

小松菜卵とじおじや

パクパクよだれ

 

 

 

 

食べたーグッ

 

お父さんと私の手

魔法みたい

 

魔法がとけませんようにハート

 

 

 

 

2020年3月25日(水)

 

ごはんタイムスプーンフォーク

 

何食べるかなはてなマーク

 

いつ食べるかなはてなマーク

 

どこで食べるかなはてなマーク

 

昨日喜んで食べたものも

今日は嫌

あんなにクンクンして

美味しそうに食べたサンマも

もう食べない

納豆、お豆腐も日替わりで

食べたりプイってしたり

 

何を食べるか分からないから

食卓には

いろんな食べ物が並ぶ

 

何を食べてくれるか

毎日ドキドキ

 

選り好みして

時間もかかるけど

一生懸命食べてくれる

 

いつでも

どこでも

何でもいい

 

食べてくれたら

それだけでいい

 

今日量った体重も

前回から横ばい

まだまだ大丈夫

 

明日は何を作ろうかなハート

 

 

 

 

 

 

そらのこれからの毎日が
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~