家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。
2020年3月にtime slip
![]()
『そら日記』より
2020年3月17日(火)
夕方さんぽ
ご近所東方面コース![]()
県道を横断歩道のない場所で
急いで渡り
はじめてかな?の道
歩いていたら
道路沿いのお宅のお庭に
おばあちゃんがみえた
こんな時は
そらはおすましして通り過ぎるか
知らない方にもしっぽ振るか
今日のそらはおすましさん
ご挨拶だけして
通り過ぎようとした
その時
おばあちゃんが
「上品な犬だね」って
きゃー![]()
はじめて言われたお言葉に
思わず私は笑顔
一人で思い切り笑顔
そらは
なんのこと
ってお顔してた![]()
![]()
夕ごはん![]()
呼ばれなくてもいい頃合いに
キッチンのぞきに来て
おすわり
一番に
パクパク食べた
それからすぐに
ウンチウンチって
慌ててお外へ![]()
お腹が緩いのを繰り返すのは
仕方がないかもしれない
ウンチしてしまえば
あーすっきりした
とばかりに
ソファに直行
お腹もいっぱい![]()
すぐにスースー
寝息が聞こえてきた![]()
気持ちよく寝てるし
ご飯も食べてくれる
OK
よね
2020年3月18日(水)
今朝
我が家で見つけたたんぽぽ![]()
午後
○ー○ちゃん(友達)が
パンケーキ
を焼いて
持ってきてくれた
いただくと
一枚一枚ラップに包んで
冷凍庫に保存してある
そらが大好きな
友達手作りのパンケーキ![]()
もうすぐなくなりそうだなーって
思ってた
まるで
我が家の冷凍庫が見えてるかのようで
本当にありがとうの言葉しか
思い浮かばない
そらは
お迎えする私のいそいそ感を
察知して
いつものように
玄関で待ちスタイル
ピンポンと同時に
走って喜んで![]()
![]()
本当に笑顔満開
そして
キッチン直行
お手お手攻撃
笑い声が響いた![]()
![]()
幸せな時間だった
![]()
夕方さんぽ
残業なしで
早い帰宅のお父さんも一緒
迷わず
車に乗って隣町へ![]()
![]()
駅の駐車場から
川沿いの土手に上がり
土手を歩いて街中へ
ぐるりと歩いて50分![]()
![]()
軽快な足取りが
本当にありがたくって嬉しい
![]()
夕ごはんも![]()
自分から
キッチンにお顔だして
パクパク完食![]()
そらくんはお利口さんだね![]()
私は一日に何度
この言葉を
そらに言ってるだろうか
2020年3月19日(木)
朝さんぽ
車で5分の公園へ![]()
![]()
遊歩道一周![]()
少しずつ春らしくなってきて
たんぽぽ見つけては
そらがそばにいることが
嬉しくて
そらとたんぽぽ![]()
写真を撮りたくなる![]()
![]()
今日は○○(娘)が帰って来て
みんなで夕方さんぽ
お肉ちょうだいばかりしてた![]()
娘は
お仕事で泊まれないので
夜遅くに車で送った
往復2時間半
○○ちゃんを送っていくことも
不思議と分かってるそら
病気が進行してからは特に
私の夜の外出は不安顔
多分ウンチしたくなると
私じゃないとだめだからかなぁ
寝てる間に出かけても
気づいて
玄関のベッドで待ってる
今日は
お父さんも早番勤務だから
早くに寝てしまい
不安になったかな![]()
おしっこかな![]()
ウンチかな![]()
就寝中のお父さんを
2階への階段
トントンカリカリして
起こしたらしい
お父さんが2階にいることは
分かっているけど
寂しいんだね
お父さんと外へ出ても
おしっこもウンチもしない![]()
ただひたすら
私の帰りを待ってたふたり
私が帰宅して
玄関入ったら
そこには
お布団掛けて
寝てるお父さんと![]()
![]()
![]()
お目目パッチリのそら
がいた
早速私に
「僕おしっこ
」って
庭でおしっこしたら
安心したお顔で
ソファでぐっすり![]()
その後
雷の音にも気づかない熟睡ぶり![]()
夜のお留守番は不安だね
夜はもう
外出したら
かわいそうかなぁ
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~


