そらは2020年12月16日、14年と39日の生涯を閉じました。
家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。

 

2020年2月にtime slip

 

大学病院での診察から

2ヶ月が過ぎて

 

あの日

先生の触診で容易に

触れることが出来た腫瘍

 

どこまで

大きくなっていくのだろう

 

ただただ

変わらない毎日が

続くことだけを

願っていた日々

 

 

ピンクハート

 

 

『そら日記』より 

 

2020年2月11日(火)

 

朝さんぽから帰宅して

キッチンの天板に手をかけて

何かないかなーって

のぞいていた

そんな姿見て

思わずにっこり

 

もちろん

朝ご飯パクパク食べてくれたよだれ

 

午前中用事があったけど

安心してお留守番させて

出かけることが出来た

 

 

ピンクハート

 

 

夕方さんぽ

ご近所川沿いまでコースを

行きは軽快にピンク音符

 

帰りはお肉食べ食べ

時間かけて歩いてきたあしあと

 

 

イエローハート

 

 

23:25

熟睡モード大あくび

 

こっち側からカメラ

 

 

 

 

こっち側からもカメラ

 

周りウロウロしても

熟睡モード大あくび

 

今日も

ふーって一安心

穏やかな夜だった星空

 

 

 

 

 

 

2020年2月12日(水)

 

朝一番

洗面所からバスタオルを

引きずって持ってきた

得意な顔ったら

元気な証拠

朝から嬉しくなるハート

 

もちろん

美味しいものがもらえると

思ってるお顔が

これまた可愛い

 

 

イエローハート

 

 

もうすぐバレンタインハートのプレゼント

どこのお店にも

美味しそうなチョコレートが並んでる

一箱買った

 

そらにいつもパンケーキを

手作りしてくれる友人に

感謝の気持ちを伝えたくて

 

今日そのチョコを

届けに行った

 

そらを笑顔にしてくれるパンケーキホットケーキ

頼まないのに

私の気持ちを汲んで

持って来てくれたり

 

私が作って失敗したと聞けば

その日に作って

持って来てくれたり

 

時間も労力も

材料だってお金かかってるだろうに

本当に感謝でいっぱい

 

そんな友人が

今日こんな事を言ってた

あんまりしみじみと言うから

心に深ーく入ってきた

 

「そらくんって

本当に運のいい子だよね」って

 

そうだった

そうだった

いろんな偶然が重ならなかったら

肝細胞癌だって

今も知らずにいたかもしれない

 

知らずにいたどころか

きっと苦しい思いさせてた

もういなかったかもしれない

 

今こうして

生きて

そばにいて

笑ってる

ごはん食べてる

こうして今

命がある事に感謝すること

 

決して

忘れていたわけではないけれど

大切な事

思い出させてもらった

 

そして

 

「まずからして

○○ちゃん(私)家の子になれた

そらくんキラキラした顔してる」って

 

親友からの言葉に

力もらって帰ってきたハート

 

 

 

 

 

そらのこれからの毎日が
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~