そらは2020年12月16日、14年と39日の生涯を閉じました。
家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を振り返りながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。

 

 

2019年12月にtime slip

 

『そら日記』より 

 

2019年12月4日(水)

 

朝さんぽ

行きは車で近所の公園へ車ダッシュ

帰りは歩いてあしあと帰ってきた

いつもの

楽しい散歩

 

 

ふんわり風船ハート

 

 

夕方さんぽ

暗くなるから迷ったけど

お父さんの帰りを待った

 

5時すぎ

お父さんからの帰るコールスマホ

どうして

お父さんだ気づきって分かるのかなぁ

勝手口に飛んで行ったダッシュダッシュ

 

鞄の中から出てくる

菓子パン

大きさは一口サイズ

 

まるで

いいでしょうピンク音符って

私に言ってるみたい

 

 

 

 

お父さん

いつの頃からか…

毎日会社に持参する菓子パンを

ほんの一口コッペパン

そらのために残して帰ってくる

 

 

 

 

私達のコーヒータイムコーヒー

終わったら

またまたそらも

おやつクッキーが待ってるから

 

 

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そらは

どんどん

生き生きしたお顔になっていく

 

 

 

 

ふんわり風船星

 

 

夕方さんぽ

外は真っ暗になってたからかなぁ

お肉ばっかり欲しがって

なかなか前に進まなかったあせる

 

 

帰宅後は

元気スイッチON電球

いたずら開始

 

私の服とエプロンが捕まった笑い

 

 

 

 

どうだーって得意顔ニコニコ

 

笑顔が見れたから

散歩であんまり歩かない心配が

吹っ飛んだ

 

 

 

 

ふんわり風船星

 

 

夕ご飯タイム

 

そらが

パクパクご飯を食べるのを

今日も横で見ていた

大好きな時間

 

 

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今日は二皿目のおかわりも

お利口さんにおすわりしてた

 

 

 

 

二皿目もペロリと食べてよだれ

 

もっともっと欲しくて

積極的なお手

 

 

 

 

ふんわり風船星

 

 

今日も変わらない日常…

 

この日常が

奇跡なんだと思う

 

変わらない毎日が

明日も

どうか訪れますように

 

 

 

 

 

 

そらのこれからの毎日が
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~