家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。
2019年にタイムスリップ
2019年7月のそら
梅雨明けも遅くて
雨や曇りが多かった7月
ご近所コース
いつもの公園散歩は
気乗りしなくて
どうしたかな
・
・
と思えば
たまに行く公園
お気に入りの散歩道は
ご機嫌そらくん
お父さんを見れば
何かちょうだい！って
満面の笑み
2階から
お父さんが起きてくる音が
聞こえようものなら
嬉しさ隠しきれずに
そわそわ
わんわん
そらがわんわん吠えてます
そらくん
お腹に癌が
本当にあるの？って
消えたんじゃないかなって
思いたい
そんな毎日だった
『そら日記』より
2019年7月25日（木）
朝散歩
数日前に思い立って行った場所が
思いのほか喜んで歩いたので
今日も行ってみた
今日は
気乗りしなかった
それでも
入り口付近ウロウロして
道路沿いの階段上がって
ちょこんとお座りなんかして
上から下眺めてた
こんな朝もいいね
夕方は
隣町の散策コース
お気に入りの散歩道だけど
今日はあまり気乗りしなくて
暑くなってきたからかな
お肉もらえるから歩いてる
そんな感じの散歩
それでも30分
こんな日もあるさ
今日はフィラリアのお薬の日
唯一 「何？」って嬉しい顔して
お手までしてもらうお薬
2019年7月26日（金）
朝散歩
車で5分の公園へ
途中お肉催促しながらも
遊歩道一周 散歩した
帰宅したら
いたずらやり始めた
あれま
昨日から帰ってきてる娘の鞄の中から
靴下 引っ張り出し
飛ばして遊んでた
この元気が嬉しい
心からホッとする
夕方も
車で5分
朝と同じ公園へ
遊歩道一周だけかなと思えば
不思議と歩く気満々で
公園の外へ歩き出した
そらの思いがけない行動に
自分の顔が笑顔になっていくのが分かった
心が嬉しいって言ってた
そらの足取り 軽快
町の中心街 歩いて40分
公園の遊歩道一周と合わせたら
1時間コースの夕散歩
いっぱい歩いて
お腹がすいたね
夕ご飯まだかな
って
キッチンにやってきて
ちょこんとおすわり
僕おりこう
そんなお顔して待ってた
もちろんこんな日はパクパク
呼ばれなくても
自分から
キッチンにやって来て
夕ご飯食べたのは
久しぶり
今日はとってもいい日
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
～そらの癌再発で誓った思い～