そらは2020年12月16日、14年と39日の生涯を閉じました。
家族の心に数えきれない想い出と笑顔をいっぱい遺して旅立ちました。
肝細胞癌と宣告されてからの2年9ヶ月を、書き留めていた『そら日記』を読み返しながら、そらの想い出、今の日々を交えながら綴っていきます。

 

2018年11月のそら

 

11月7日に

12歳のお誕生日を迎えることができた

 

11歳4ヶ月の時に

肝臓に癌が見つかり手術を受けた

 

あれから8ヶ月

再発も現実となった

 

それでも

 

朝、おはよう!と起きてくれるだけで

ありがたくて

 

ご飯をパクパク食べてくれたら

嬉しくて

 

ひっくり返って寝てるだけで

可愛くて

 

どんな散歩コースでも

歩いてくれるだけで楽しくて

 

いたずらなんかしてくれたら

もうその日は1日幸せで

 

癌を見つけて下さった先生

私の心を手術に導いて下さった先生

 

最期まで力になって下さった

私の心の支えだった先生

 

そんな先生方のおかげで

あの頃の日常が幸せだった

 

 

『そら日記』より 

 

2018年11月8日(木) 

 

昨日12歳のお誕生日を迎えたそらは

 

昨日から12歳 当たり前だけど…

 

手術後、

癌を見つけて

大学病院へ紹介状を書いて下さった

院長先生とお話しさせていただいた際

 

そらちゃんくらいの大きさの子の

平均寿命は12歳だと

言われたことを思い出した。

 

事故以外での死亡原因は

半分は癌であるとも言われていた。

 

「そらちゃん頑張りました」と

褒めていただいた。

 

そっか

そらはその50%の確率の癌になって

それでも平均寿命の12歳を元気に

迎えることができたんだ!

 

あらためて感謝しなくちゃ!

 

そしてそして

 

もっともっと

 

一緒に生きようね!

 

今日の夜もそらは

 

なんとも心地よく眠っているzzz

 

 

 

 

どんなお顔しているのか見てみたニコニコ

 

 

 

この頃の私は

 

寝る前に

 

この心地よいお顔を見て

 

安心して

 

リビングに敷いたお布団に

 

入っていた

 

 

もっともっと

 

一緒に

 

生きようね

 

 

こんなことばかり

 

思っていた

 

 

 

 

そらのこれからの毎日が
楽しい 美味しい 嬉しい 心地いい
そして
寂しくないように
そらの笑顔が消えないように…
~そらの癌再発で誓った思い~