2020年4月、世の中がコロナ一色となり、緊急事態宣言が発令された。
海外出張も多いと聞いていた先輩は、大丈夫なのかなと心配だった。
おそらくはみんな緊急事態宣言によって在宅の時間が増え、また、人との集まりを欲していたからだろう。
オンライン飲み会が開催されることとなった。
メンバーは、前年の忘年会メンバーのうち何人か。
すべて先輩方だ。
やるとはラインか何かで聞いていたが、まあ私はどちらでも、と思っていた。
みんなでひとつの話題をするには、一人だけ歳が離れているので、微妙かな?と思ったのだ。
(全然そんな空気感のない素敵な人たちなんやけど)
その日の夜。
「しあ、呑むか!?」
と急に先輩からメッセージが来た。
どんな人がオンライン飲み会に参加中かも教えてくれた。
じゃあ少し覗こうかな、と、娘が寝付いてから参加した。
たくさん話した、というよりは、先輩たちのワイワイを聞きながらココアか何かを飲んでいたような気がする。
オンライン飲み会というものに初めて参加したけれど、なかなかよかった。
何がいいって、先輩だけを遠慮なく眺められたからだ。(笑)
ウィンドウの大きさも変えて、楽しそうな先輩の姿を眺めた。
大好きな声もたくさん聴けた。
早くコロナが終わって、また秋には会えたらいいなと思った。
その後、コロナはまったく収束しなかったが、
先輩の誕生日には連絡をして、私の誕生日には連絡が来て、私は幸せだった。
秋。
先輩と再会を果たした忘年会は、コロナの影響で開催されなかった。
でもそのタイミングで、先輩はいつもの先輩たちと呑んだようで、
私に写真を送るように連絡をしてきた。
娘とのツーショットしかないのでそれを送ると、
「かわいいなー」
と返ってきた。
またどっちに対してだか分からないが、
どっちでも嬉しいからいいや、と思った。
「今年は出会えそうなタイミングが全部コロナで消えてったね」
私がそう送ると、
「年末年始に帰ってくるなら連絡ちょうだいな」
と返ってきた。
ちょうどその翌月に帰ろうかなと思っていたのでそれを伝えると、
「ほかのサークルメンバーと集まる週末かも」
ということで、行けそうなら行く、ということになった。
会えないよりはいい。
会える時は会っておこう。
そう思っていたけれど、コロナの勢いは止まらず、飲み会は中止となった。
その連絡が来たので、
「それじゃあ、その日は一人で〇〇(地元のショッピングセンター)で息抜きしようかな」
と言ったら、
「ほなそこでお茶でもするか?俺だけになるけど」
と返ってきた。