新潟と言えば、「米」や「酒」の次に浮かぶものは「鉄道」
もちろん、私の勝手な主観ですが。
高校時代のラグビー部に「新津」という苗字の先輩が居て
当時、誰かが「新津って鉄道の町なんだぜぇ~」的なことを言っていたのを
今までずっと覚えてきました。
ようやく、その雑学?のルーツを探ることが出来ます。
泊まっている新潟市内から新津市までは10キロちょっと。
バイクなら30分も掛かりません。
ということで、鉄道の町「新津」にやってきました。
ネットで「新津」と引くと、「新津市」の次に出てくるのが「鉄道資料館」です。
何だかオタ臭がプンプン・・・(笑)
午前10:31
300円の切符を買うと、館長?いや、駅長と呼べばいいのか
人当たりの良いオジサンが、懐かしい改札鋏を使って入場券にパンチを入れてくれます。
館内は想像以上にちゃんとしています。
300円でこのクオリティは凄い。
そして、ここでも平日の恩恵を受けました、館内は私1人だけ。
懐かしい券売機など、国鉄を知っている世代にはそれだけで楽しいかも。
シミュレーターも結構、本格的で面白かった。
そして、館内の良さを惹き立てているのは、やっぱり「照明」ですね。
写真が綺麗に撮れるのは、照明が良いからです。
冒頭写真のSLと200系は、外からでも写真は撮れますが
300円を払って館内に入った人には、館内側からしか行けないエリアに
足を踏み入れることが出来ます。
続いては、柏崎を目指します。
「柏崎」と言えば、原子力発電所。
ニュースなどでよく耳にする「柏崎刈羽原子力発電所」を見学に行きます。
取りあえず、休み明けなのでちゃんと稼働(原発じゃないよ)しているかどうかを確認。
電話をすると、以下の事を確認されました。
・何時頃、何名で来るか
・免許証など身分を証明するものはあるか?
・入構証の発行のため申請書の記入が必要
・携帯電話番号
以上の点を話し、午後2時頃の来館を約束。
せっかく、海沿いを走るので「越後七浦シーサイドライン」を堪能します。
大きく回り込むコーナーは皆無でしたが、適度に流せて気持ちの良い道です。
海沿いですが、砂などは路面にはないので安心して走れますね。
鳥取の海岸沿いは砂だらけで怖かったのを思い出しました。
午後1:35 柏崎刈羽原発に到着

免許証のコピーを取り、見学申請書を書き5分ほど、待たされます。
すると、館内放送で名前を呼ばれ受付カウンターへ行くと
若い女性職員が入構証を持って待っていました。

そして、館外に出てビックリ。
クルマが一台、停まっています。
これで回るの???
後部座席に乗り込み、いざ、原子力発電所施設内へ。
午後1:55 見学スタート

米軍ゲートのような場所から施設内ですが、相当に厳重なチェックがされていました。
車内での撮影はここまで。
ただ、撮影禁止と言われると、それはそれで不思議なモノで
記録より記憶に残すために頭が冴えだします(笑)
画像の上が海側です。
向かって左から1、2、3、4号機で、これが柏崎市行政側。
そして、向かって右から5、6、7号機で、これは刈羽村行政側となります。
サービスホールを出発すると、まずは左側の柏崎行政側へクルマを走らせます。
そして、免震重要棟などの説明を経て、防潮堤へ。
ここは、福島の津波の教訓から高さ15メートルの防潮堤が
タービン建屋と原子炉建屋を守っています。
都度、私の個人的な質問にもおねーさんはスラスラと答え、
聴いたこと以外にも答えが及ぶなど、ただの丸暗記ではない
東電職員としてのプライドのようなモノを感じました。
40分ほど掛かると言われていた”原発ドライブ”でしたが
途中の私の質問などに都度、クルマを停めて解説していたからか
終わってみれば、60分が経過していました。
一般の企業ではここまでの対応は無理でしょうね。。。
やはり、原発の安全神話の復活と、それに伴う理解を求める姿勢が
ここまでの手厚いサービスとなって表れているのだと思います。
何にせよ、福島では防護服を着て、相当なハードルをクリアしなければ
立ち入ることが出来ない原発の施設を見学することが出来たのは
大変、意義のあるモノだったと思います。
点検を入れて、今、日本の原発は全て停止しています。
また、再稼働に際し、司法の判断も分かれた結果が出ていて
未来の日本のエネルギー政策はどこに向かっていくのか全く分かりません。
ただ、自民党政権である以上、原発はスグには無くならないだろうし
当面、原発の代わりとなるものは火力発電で有り続けるだろうし
そして、私が生きているウチには、福島も原発廃炉の工程を辿ることはないだろうし。
費用対効果に優れていて、二酸化炭素も出さない(少ない)原発は
やはり、手っ取り早く、事故から4年が経過した今、
私も含めて、多くの人の心には”安全神話”が取り戻されているような気がします。
それでも、東電のおねーさんの話しの中にあった
「使用済み核燃料は無害になるまでに10万年掛かる」
という部分がアタマから離れません。
そして、現代の技術では、使用済み核燃料を10万年管理する術を持ちません。
ということは、
忘れ去られた有害物質が数千年、数万年後に人類?に掘り起こされ
我々の子孫?が一瞬にして被ばくする、というアクシデントもあるワケで
それでも、原発をどうするかは、今の時代、瞬時には判断できず
結局は、次の世代へ、また次の次の世代へ持ち越して行くのでしょうか・・・。
原発というハイリスク(ローリスクだと思われていた)ハイリターンなモノを
産み出してしまった人類の科学に責任があるのか
それを運用していく方法に、遅々として正論に基づく運用を編み出せない、
現代の政治家、科学者、そして我々、消費者が馬鹿なのか、
考えれば考えるほど、私のような一般市民には答えが見つかりません。
そういう意味では、振り切って「反対!」「賛成!」と言える人は
私よりも潔いというか何というか・・・。
もちろん、私は10万年後には居ませんが
今のままでは、完全な”負の遺産”ですから
アタマの良い科学者の誕生を待つか、潔い政治家の判断を仰ぐかして
何とか方向性だけでも見出してもらいたいと思います。
尚、館内にはこのような1/5スケールの原子炉模型もあって
私は、引き続き、ドライブ解説してくれたおねーさんを指名して(笑)
館内の解説もお願いしました。
う~ん、中々、”深い”ツーリングでしたなぁ。。。
午後4:57 寺泊にて
原発を後にして、来た道を戻ると
殆どが店仕舞いを始めた中、一軒だけが夕方の部を開始するために
暖簾を出したところを急襲。
大将の弟さんがバイク乗りということで、暫しバイク談義に華が咲きました。
丼は具沢山で美味しかったです。 1300円ってのもお得でした。
今日は、「鉄道」と「原発」という、”超硬派”な旅でしたが
個人的には満足な一日でした。
別にバイクじゃなくてもいいのかもしれませんが、
私の場合、これをクルマで回っても楽しめないんだな・・・これが。









