最近、囁かれる「タイヤワンメイク化」の話。
既にF1では導入されていますが
ついにmotoGPでも、現実のモノとなります。
グランプリコミッションは28日、
来年からMotoGPクラスにおけるタイヤサポートを
1メーカーにすることを決定。
タイヤ供給を希望するタイヤメーカーは、
10月3日までに、FIMとドルナスポーツ社に提案し、
10月18日の同委員会で決定する。
結局、この応札にはミシュランは加わらず
ブリジストン1社だけが供給を表明する形となりました。
つまり、10/18を待たずして、
来季のタイヤはブリジストンに決まった
と言っても過言ではありません。
たしかに、インディアナポリスから
突然ブリジストンにチェンジしたペドロサ。
古くから長く親しんだミシュランを離れ
2008年からブリジストンで戦っているロッシ。
若獅子ストーナー・・・
みーんなブリジストンだよね。
来季はロレンゾもブリジストンを履く、なんて言われてたし・・・。
実際問題として、
全てにおいてブリジストンが優れている訳ではないし
全てにおいてミシュランが劣っている訳ではない。
しかし、素人目から見ても、相対的に見た場合、
明らかに「ブリジストン」に軍配が上がっていたのは
誰でも感じていたことだ。
俺は、ミシュランのパイロットパワー2CTを気に入って
2期連続で同じタイヤを履いています。
不満は全くありません。
しかし、ロッシやペドロサなど
スピードの限界で戦っている選手には不満だったのだね。
また、ミシュランもそこで勝負には出なかった。
つまり、複数のメーカーで争うことで互いの向上を図り、
より良い技術のフィードバックを得られることを
目的としてやってきたミシュランは
競争させてもらえないことを理由に降りたわけだ。
これは、「ブリジストンには勝てない」と悟った
経営陣の撤退意思だったのかもしれない。
しかし、今回の件は
市場にも大きな意味をもたらすと俺は思う。
2007年にストーナーが駆るDUCATIが優勝し、
DUCATIブランドの株は右肩上がりになっていった。
これは、motoGPという世界最高峰で勝ち抜いた
暗黙の「優れたマシン」という称号を得たからだ。
これをタイヤに当てはめてみた場合
来季のブリジストンは飛躍的に株を上げるだろう。
従って、一般市場ユーザーは
こぞってブリジストンに飛び付くであろう。
しかし、競争しなくなったブリジストン、いやタイヤメーカーは
今以上にイイものを作ろうと努力してくれるのだろうか・・・。
タイヤワンメイク化ということで、平等なタイヤ使用のもと
マシンの仕上がりと、ライダーの腕だけで臨める今後のmotoGP。
今までは、
「ミディアム同士でもメーカーが違いますからねぇ」
が、お決まりの実況だったものが
今後は、言い訳のできない
”同じ土俵”で戦うことになるわけだ。