今夜は20年前に組んでいたBANDの同窓会。
解散したのが1990年だからもう17年かぁ・・・。
時間の流れは無情ですねぇ。
当時はイカ天全盛期で、我らも随分、LIVEを演りました。
回をコナすごとに観客動員数が増えて
一番入ったときで100人超。
それでも、オリジナル曲は少なく
ほとんど、BOOWYのコピーばかり演ってました。
将来も未来も見えてないのに不安じゃない(笑)
そんな時期が確かに俺にもあった。
ただ、スタジオに入って好きな曲を叩くだけで
ストレスなんかなかった。
でも、解散の理由はやっぱり・・・
メンバーの中に「ココらで潮時」って空気が自然と流れて・・・
全員、納得の上での解散だから
今でもこうして再会を楽しみにしているんだけどね。
Voはアニキ肌のT嶋さん
GtはムードメーカーのK池さん
Bsは企画部長のKはるさん
Kbは紅一点・T嶋さんの妹Mどりちゃん
そして、Dsが俺。
メンバー変更は少しだけあったけど
基本はこの5人。
このBANDは
俺が入る前はドラムの出入りが激しかったようで
俺がある意味、”最後のドラマー”だった。
もし、”俺が使えなかったら解散”なんて話も出ていたらしい。
そして、VoのT嶋さんは、元極悪人らしく(爆)
ドラムのオーディションで気に入らないドラムスが来ると
椅子を投げて追い返したこともある猛者。
そんな話をBsのKはるさんから聞かされながら
18歳の夏に緊張しまくりで、埼玉のとあるスタジオを訪れた。
VoのT嶋さんは俺の目を見ないで
「何できる?」と聞いてきた。
「B-BLUEなら叩けます」と、俺。
「じゃ、それ演ってみっか!」と、T嶋さん。
自分で曲を進言しておきながら
「しまった・・・」と後悔。
なぜなら、「B-BLUE」はドラムのソロから始まるのだ(汗)
「え~いままよ!」とばかりに
バスドラとスネアを交互に叩く俺。
T嶋さんは目を閉じてリズムを刻んでいる。
♪ 乾いた風にかき消されて・・・
ON THE WING WITH BROKEN HEART ♪
不安いっぱいのまま8ビートをひたすら刻み
オカズのフィルインには特別、チカラを入れた。
4分の曲が終わった!
T嶋さんは黙ったままタバコを吸っている。
俺は、彼の傍に椅子がないことを確認した。
メンバー全員が俯いている。
これは、椅子を投げる直前の儀式なのか?!
俺は一応、身構えた。
すると・・・
「やっと出会えたよ!」
ミポリンの旦那・辻仁成ばりにキザな台詞だ。
(いや、辻がT嶋さんばりだったのか)
安堵感に浸っているときに、
T嶋さんの背後に折り畳み椅子が隠れていたことに気づく。
だが、それはもう”座るためのモノ”になっていた。
そんな出会いから始まったメンバーとBAND。
毎週土曜日は合宿と称して、埼玉に集まり
BOOWYをコヨなく愛した。
スタジオ帰りの電車内では
全員の聴覚がおかしいので普通に”大声”だった。
他の乗客の訝しげな表情が懐かしい。
後に舞台は東京へと移る。
チケットも漏れなく完売。
そこで俺たちはひとつの勘違いをする。
「このまま行けば・・・」
メンバーの脳裏に甘い考えが過ぎった。
LIVEで得た売り上げで
スタジオへはタクシーで通ったこともある。
大勘違いだった。
つづく