こんなのが居たら
おちおちバイクにも乗ってられない。
バイクは自動車に比べたら明らかに交通社会における”弱者”。
だからこそ、”強がって徒党を組む”
なーんて小説にも書かれたことがあるくらいだ。
ライダーは何もしてないのに
強盗目的で車ごと”体当たり”をしてくるなんて
誰が想像できよう。
もはや、この狭い日本では交通社会に参加することが
戦場への参戦だと思わねばならない。
ということは、”生き残る”ことを第一に考えた
ライディングをしなければ・・・
時には制動、時には加速、そして最悪は
バイクを捨てて、自分の身を護る。
それくらいのことが当たり前に出来なければ
この交通戦争からは生きて還れないのかもしれない。
少し前に、仕事で渋谷の若者にインタビューをしたことがある。
内容はこうだ。
「あなたは護身用に何か持ってますか?」
すると、出るわ出るわ・・・
スタンガンにバタフライナイフ。
オレは恐ろしくなった。
そして、インタビューを続けていくうちにもっと怖くなった。
「この護身用のナイフはただ持っているだけだよね?」
「いや、出したことは何度もあるよ!」
「え?・・・」
「大抵のヤツはちらつかせればビビって逃げるけど・・・」
「けど?」
「まぁ、ウルセ~こと言ったら刺しちゃうけどね」
「刺したら相手が死んじゃうよ、逮捕もされちゃうよ」
「だってさぁ、少年法あるじゃ~ん!」
出た、少年法・・・
仕事上でインタビューをしていた俺にとっては
これ以上の、「若者の言葉」として”おいしい言葉”はなかった。
「少年法」
当時、この言葉は毎日のニュースを賑わしていた。
だから、その当事者である若者から
「少年法」という言葉を引っ張り出すのがオレの仕事だった。
それでも、仕事を離れて
”その刃”が自分の大切な人や家族、友人に
向けられる可能性があると知ると心底怖くなった。
「めんどくせ~から刺しちゃえ!」
こんな感覚で罪を犯す人間がウヨウヨ居るのだ、この国にも。
つまり、今回の裁判の事例も
「あのバイク、体当たりしてコカして財布取っちゃおうぜ!」
そんな”ノリ”で、凶行に至ったことは容易に推察できる。
命を落とされたライダーには
心からご冥福をお祈り致します。
そして、裁判の行方にも注視していこうと思う。
もちろん、厳罰を望みます。
人の罪には2つあると思う。
一つはやり直すことが出来る罪。
もう一つは、やり直しが利かない罪。
当然、人の命を奪う罪は後者に当たると俺は思う。