サービスマニュアルの重要性 | 2リットルのCBR

2リットルのCBR

1987年に中免取得
VT250FでライダーDebutを果たし
2004年に限定解除
CBR1100XX
→隼
→R1200RT
→K1600GT(2016年式)
→K1600GT(2023年式)
→トリシティ155(2023年式)

昨日は暖かく良いお天気でした。


今日は、前後のブレーキパッドを交換します。

まずは、左側のキャリパーから。

赤丸がパッドピンキャップです。


キャップを外すと、中には赤丸のパッドピンがあります。

固着がない場合は、パッドピンを外すと

ブレーキパッドがカチーンといきなり落ちてくるので

ホイールなどを傷つけないように留意します。


パッドピンを途中まで抜いた図です。

パッドが取れました。

偏減りしています(-_-;) @下の一番左のブロック

上から見ると偏減りの具合がよく分かります。

偏減りの原因がキャリパーピストンの固着が考えられます。

時間があるときに、ピストンの『揉みだし』をやらねば。

ブレーキパッドの交換はパッドピンを外すだけでOKですが

3つの赤丸を外せばキャリパーが自由になるので

ピストンの揉みだしなどが可能になります。

こんな風に見えます!

画像はピストンを押し戻したところです。

ココで注意!

パッドが減っている状態で過去にフルードを

継ぎ足したりしていた場合はマスターシリンダーから

フルードを少し抜き取る必要があります。

なぜなら、ピストンを完全に戻した状態では

マスターからフルードが溢れる可能性があるからです。

従って、フルードの継ぎ足しは基本的にやめましょう。

フルードが足りないということはパッドが減っている証拠。

こちらはこれから組み付ける新品のパッドです。

角の面取りは既にやってあります。

シム(金属のプレート)を取り付けてパッドを組みます。

シムのピストンがあたる部分には

シリコングリスを塗っておきます。

こちらは右側のキャリパーのパッドピンキャップ。

左側と同じ場所にあるので同じように作業します。


キャップを外すと同じようにパッドピンが現れます。

5mmのヘキサで外します。

右側のキャリパーは赤丸の2個で止まっています。

左側と違うのは

左側にはセカンダリマスタシリンダがあるからです。

前後連動のコンビブレーキならではですね。

この2箇所のボルトは12mmのソケットで外します。

31N・mで止まっています。

右側は偏減りしていませんでした。

続いて、リアキャリパーです。

この図はマフラーを外しています。

赤丸の部分にパッドピンがあります。

フロントと同様にキャップを外すと5mmのピンがあります。

リアはまだ大丈夫かな?

でも、前後同時に換えてしまいます。


と、ココで問題が発生。

キャリパーピストンを戻そうと指を入れるが

奥のピストンまで指が届かない・・・

キャリパー鋏も入らない・・・。

さて、どうしたものか?!


青丸のボルトを外してみる。

駄目だ・・・取れない・・・

おまけに、青丸のボルトに付いている

ダストブーツを引き抜いてしまった(汗)

形状から見るにダストブーツは反対側から入れなければ

元のようにはハめられない・・・。さぁ困ったぞ。

その前に、フロントのようにキャリパーが自由にならない!

じっくり仕組みを見ると、さらにもう一本キャリパーの土台から

棒が出ている。

これは、青丸の部分と対になっているピンスライドの棒らしい。

この棒がまったく取れない・・・。


図で見てみよう。

まず、赤矢印がダストブーツが付いているピンスライドの棒。

このボルトは取れた(ブーツも引き抜いてしまった)

そして、問題の青矢印。

これがネックだ。

つまり、キャリパーの土台から出ている棒が

キャリパーに刺さってピンスライドの役目をしている。


この土台はスイングアームに付いている。

つまり、スイングアームから土台を外さなければ

キャリパーがフリーにならないのだ。


しかし、俺は何を思ったか

タイヤを外してしまおうと思った(爆)

既にアクスルシャフルトを引き抜こうとしている。

結局、タイヤを外してみて初めて気づいた。

ブラックバードのキャリパーは片押しの3ポッドだから

モノブロックのキャリパーではなく

ピストンのある側と、片押しの受け側がセパレートするのだ。

タイヤを外してキャリパーを裏側から見ると

ボルトが3つ。

このボルトを外すとキャリパーの殻が割れるのです。

下の画像は殻を割ったキャリパーです。

3つの赤丸の部分にボルトが刺さっていました。

無事に真鍮ブラシでキャリパーを磨けました。


と、このように

たかがキャリパーのピストンを戻すのにタイヤまで外すという

超遠回りなことをしてしまった俺。

全てはサービスマニュアルを持っていないから・・・。

※上で登場したサービスマニュアルの画像は

    レッドバロン様にてコピーさせて頂いたものです。


結局、バイクをイジりたいなら所持しなきゃ駄目。

ファイヤーブレードやCB400のブレーキをいつもイジっていたので

なまじ自信過剰になっていたのが災いしました。


しかし、プラグにしろキャリパーにしろ

侮れん・・・@ブラックバード


まぁ、コンビブレーキという特殊なシステムだから仕方ないのか。

それでも、近日中に絶対に買います @サービスマニュアル


でも、ブラックバードのは高価(たか)いんだよな・・・。

まぁ、無駄な時間もプライベーターならではの財産ってことで

ポジに考えることにすることにしよう(なぎだ武)


あと、3/8のトルクレンチも買わないとな。

1/2のモノはあるけど、トルク値がデカ過ぎてバイクには使えないので。

まぁ、それもこれもサービスマニュアルがないと

トルク値すら分からんもんな・・・。


今回は沢山の代償を払い、よい勉強をしました。

バイクをイジりたきゃまずはSM(サービスマニュアル)

これ、格言です。