パイロットパワー 2CT インプレ | 2リットルのCBR

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こちらは

motoGPでも有名なミシュラン社の

「パイロットパワー」というタイヤ。

その中でも、昨年3月に発売された「2CT」という銘柄です。

2CTリリース




2CTってなぁに?

まず、読み方(笑)

「ツーシーティー」


CTとは・・・

「コンパウンド テクノロジー」


つまり、前後それぞれ

2つのコンパウンドから生成されるタイヤなんです。





コンパウンドってなぁに?

辞書では「混合物」と出てきますが

タイヤにおいては、一般的にゴムの事を指します。

つまり、

「このタイヤのコンパウンドは硬めだね」とか

逆に

「軟らかめだね」とか・・・。

レースを見ているとウォームアップの際に

実況解説者が

「今回のロッシ選手はフロントにはミディアム

  リアにはハードコンパウンドをチョイス・・・」

なんて言葉をよく聴きますよね?


では、ここでバイクの特性を考えてみましょう。

4輪との最大の違いは

2本のタイヤで、”車体を傾けて曲がる”ということです。

即ち、タイヤの側面が重要なカギとなるわけです。


しかし、”傾けて曲がるバイク”といっても

常にバンクしているわけではなく

絶対的に車体を直立させて

直線を走っている時間のほうが長いのです。

これは、取りも直さず

マシンを直立させたときの接地面が磨耗しやすいと言えるのです。


そこで

1周 約5kmのサーキットを

20周以上も周回するmotoGPなどのレースでは

よく使う部分(タイヤのセンター)のセンターコンパウンドを

硬め(耐久性重視)にして、加速、減速を安定させ、

使用頻度が低くともグリップ力が重要視される

サイドコンパウンドを軟らかめにして

各々で違う硬度に振り分けることによって

ラストラップまで最大限のグリップ力を得ることに成功したのです。


そして、このmotoGPで培ったテクノロジーを

市販のタイヤにフィードバックさせたのが

「パイロットパワー 2CT」なのです。


お分かりになったでしょうか?


では、俺が昨年9月に交換した2CTを見てみましょう!

約一万キロ走行時に交換して、現在が一万七千キロだから・・・

約7000キロ、走行してます。


の、割にはまだ磨耗限界線まで遠いね♪

このタイヤ、すごいね・・・

1134ccで152PSを輩出する、ビッグバイクに装着して

7000キロ走って、まだこの溝具合。

もちろん、コンパウンドだってまだいけてますよ(^^♪

ただ、一点!

プロファイルが・・・。


プロファイルってなぁに?

プロファイルとは、『形状』を指します。

つまり、工場から出荷されてきた新品の状態では

ハイグリップタイヤと呼ばれる物の多くは”尖っている”んです。

これは新品のタイヤとそうでないタイヤを

見比べた人じゃないと分からないのですが

新品のタイヤって、後ろから見ると尖っているんですよ。

センターの接地面が少ない、と言えば分かるかな?

それが、経年使用によって

どうしてもセンターを接地する時間が長いので

だんだんと扁平になってくるのです。

そうなると、初期段階で得られていた

『このタイヤ、自分から寝てくれるよ~!』という

感激は少しずつ薄れてくるのです。

もちろん、通常のツーリングなどで走る分には

溝もコンパウンドもOKなのですから

使用には問題ありませんが。


私の2CTは、ビバンダム君の体が既に半分消えかかっています。

こういう乗り方をする人間には

プロファイルの経年変化は如実に感じます。

自分の腕が落ちたのかと思うくらい曲がらなくなります。

というか、初期段階の時に自分の腕以上に

タイヤがバイクを曲げてくれていたのでしょうね・・・(汗)


俺は次回の交換も2CTを選択するでしょう。

それぐらい、文句のないタイヤでした。

ツーリングタイヤしか履いていない人は

一度でもいいから、ハイグリップを履いてみて下さい。

(戻れなくなっても知りませんが(笑))

そのぐらい、魅力あります。

速く走れます。


生憎?これからがツーリングにおいてはベストシーズンなので

俺はまだ暫く、タイヤ交換はしません。

なぜ?

攻めるより、距離を走りたい季節だから・・・。

それに、タイヤ温度に依存しなくて済む季節でもあるので。


この際、プロファイルを無視して

磨耗限界線を指針として、次回のタイヤ交換に臨みます。


尚、「パイロットロード2 」というツーリングタイヤにも

先日、2CTが採用されています。

パワーよりもツーリング方向に振ってあるタイヤなので

時々、峠、でも基本は直線番長、なんて人はこっちのほうが

費用対効果に優れているかもしれませんね。

俺も、一応、視野には入れています・・・。

何よりも、今までのトレッドパターン(横溝)が嫌いだったのですが

「2」からは、パワー系の縦の溝に変わったのが

食指を動かされた大きな理由です。


最後に・・・

2CT(パワー)はいいよ~!

すっと寝てくれて、峠を流すレベルでは滑る気配が全く無い程に

ベッタリと路面に吸い付きます。

ツーリングタイヤからの変更なら

『うぉ!すげ~!』と声を上げることでしょう。

また、冬季の使用時にもタイヤ温度にはさほど気を遣わずに

走れたことも付け加えておきます。