久しぶりに今日は、三栄書房が発行している自動車雑誌の「モーターファン別冊 ニューモデル速報」の中から、特定の号について詳しくアップして行きたいと思います。
今日紹介するモーターファン別冊 ニューモデル速報は、ホンダ「N-ONEのすべて(平成25年1月13日発行 第475号)」でございます。
毎度の様に、まずはホンダ「N-ONE」とはどんな車種なのか?について説明いたしますと・・・・・ホンダ「N-ONE」は、2011年(平成23年)に発売した同メーカー「N BOX(N BOX +も含む)」から展開を開始したホンダの軽自動車シリーズ(Nシリーズ)の第3弾モデルであり、部類としては「トールワゴン型の軽自動車」に属します。
ホンダ初の市販軽乗用車「N360」をモチーフに「人の為のスペースは最大に、メカニズムは最小に」の基本思想である「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」を受け継ぎ、全く新しいベーシックカーの基礎を目指して開発されております。
コンセプトカーは、2011年に開催された「第42回東京モーターショーに「N CONCEPT 4」として出展され、そして翌年の2012年(平成24年)に市販化がされております。
ボディーデザイン及び車体寸法(エクステリアデザイン)としては、全長3,395mm・全幅1,475mm・全高1,610mm~1,630mm・ホイールベース2,520mm・重量840kg~920kgと各寸法がなっており、同メーカー「N BOX」や「ライフ」等と同じ「トールワゴン型の軽自動車」に分類されていますが、これらの車種と比較して全高が低くなって「ハッチバック(2ボックスセダン)」風のスタイルとなってます。
でもエクステリアデザインの最大の特徴としては、やはりあのホンダの名車である「N360」を連想させる様なシンプルデザインで、特に丸型ヘッドライト(前照灯)・やや台形ながら長方形のテールライト(尾灯)はN360のデザインを受け継いでいる感じがします。
N360のイメージを極力演出しながらも現代の車として通用する様なデザインであり、ボディーの大きさとしては勿論N360よりは大きくなって、その分車内の居住性が向上し、あと見た目ではN BOXよりもかなり小さい印象を受けますが、実は「プラットフォーム」がN BOXと共通であるので見た目の割には大きく車内が広々しているでしょう。
ボディーの見え方にこだわっているのもN-ONEの特徴で、適度に傾斜させたデザインとする事で前進感を表現しているのと、また厚みのあるフロントノーズとドアパネルが丈夫さと言う意味で安心感をもたらしていると共に、シャープなキャラクターラインで存在感と上質さを上手く合致させております。
また、シンプルさが一番の売りで誰でも愛される様なノーマルのN-ONEデザインの他に、スポーティーなデザインであり、まるで軽自動車とは思えないスタイルと上質さ&個性を備えた「プレミアム(Premium)」と言うタイプ(グレード)もラインナップされています。
インテリアに関しては、同メーカー「フィット」・「N BOX」と同じく燃料タンクを前席床下に配置させた「センタータンクレイアウト」を採用する事で、室内全体に開放的な空間がもたらされているのと、特にラゲッジ容量は軽自動車としては十分な容量があります(ラゲッジボード下の床下収納には39Lの容量を確保)。
特に後席は、足元スペースにダイブダウンさせる事で低くフラットなラゲッジルームとする事が出来、この状態で荷室高960mm・最大荷室長1,560mm、あと後席のシートバックはそのままに座面だけを跳ね上げる事で高身の荷物が積められる1,240mmの荷室高さも作る事が可能です。
シート(座席)は、大型のベンチシートを採用し、硬さの異なるウレタンを組み合わせる事で底面のしっかり間と表面付近の柔らかい感じを両立させ、長距離ドライブでも疲れにくいシートのフィット感を作り出しています(ちなみに、「アレルクリーンシート」の採用でダニや花粉等のアレルゲン物質の活動を抑制する効果を持っている)。
ダッシュボード周りは、心地良いシンプルさで各機器のボタン操作がしやすくなっているのと、シンプル=簡素で安っぽいイメージがありますが、N-ONEのダッシュボードはそんな事は無くて寧ろ上質なシンプルさを演出しております。
パワートレーン(エンジン)は、ノーマルエンジンの「S07A型 658cc 水冷直列3気筒横置き DOHC」とターボエンジンの「S07A型 658cc 水冷直列3気筒横置き DOHC ターボ」の2種類がラインナップされています(ノーマルグレード・プレミアムグレードの双方共にターボエンジンはラインナップされている)。
ノーマルエンジンのスペックは、最高出力43kW(58PS)/7,300rpm・最大トルク65N・m(6.6kg・m)/3,500rpm・JC08モード燃費は一番良い数値で27.0km/L(FF車)を誇ります。
一方のターボエンジンのスペックは、最高出力47kW(64PS)/6,000rpm・最大トルク104N・m(10.6kg・m)/2,600rpm・JC08モード燃費は一番良い数値で23.2km/L(FF車)であります。
こんなに低燃費&軽自動車にしてハイパワーを両立させられた理由として考えられるのは、変速機(トランスミッション)をとても滑らかにシフトチェンジ可能な「無段変速機(CVT)」を採用しているからであるのと、コンピュータシステムとして停車時にエンジンを完全停止させ無駄な燃料消費を抑える「アイドリングストップシステム」を搭載している事が一番の要因に挙げられるでしょう。
更に、燃焼室周辺の冷却効率向上によって点火時期を進めた他、クランク軸・カムジャーナル・サイレントチェーン背面の鏡面仕上げ等によるフリクション低減などの改良も、低燃費化&ハイパワー化に繋がっています。
ちなみに、駆動方式は「FF(前輪駆動)」の他に、ある程度の悪路なら走破が可能な「4WD(四輪駆動)」も用意し、また燃料は「無鉛レギュラーガソリン」と「N-ONE」は経済性の高い車でありますね。
安全技術としては、急ブレーキ時にハザードランプを自動的に高速点滅させて後続車に注意を促し、後部及び玉突き衝突を抑制する「エマージェンシーストップシグナル」を軽自動車としては初めて全グレードに標準装備し、更に「VSA(車両挙動安定化制御システム)」・「HSA(ヒルスタートアシスト機能)」・「ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)」も全グレードに標準装備しております。
いつもながら説明が長くなってしまいましたが、上記の事柄がホンダ「N-ONE」とは何ぞや又は簡単な性能及び機能についての事で、そのN-ONEに関して今日のブログ記事内容よりも更に詳しく解説がなされているのが、今日紹介している三栄書房発行の「モーターファン別冊 ニューモデル速報」より「ホンダ N-ONEのすべて」でございます。
まず毎度同様に表紙を読んで&見てみると、N-ONEの第一印象(特徴)として「誰もが心ときめく走りとスタイル」と書かれていました(どんなモデルなのか?表紙に記載されている文だけで大体は把握出来る)。
表紙の特徴事項を考慮にしつつ、早速中身を読み進めるてみると・・・・・最初に当雑誌1番のメイン記事であろうと思われる実車を試乗して、その概要(結果&感想)について書かれている「試乗インプレッション」と言う記事が登場します(一般人では、あまり実車を試乗する機会が少ないだけに、この様な試乗しての感想を述べた記事はとても参考になる)。
この試乗インプレッションは、1つのグレードのみ(しかも良くありがちな上級グレードだけ)試乗し評価しているのでは無く、基本的には複数のグレードを試乗してそれぞれの特徴について評価が述べられているので、何となくではありますがグレードを別々に乗り比べた様な感覚で読む事が出来ます(記事内容は各自で読んで確認して下さい)。
ちなみに今回のN-ONEの号では、主に「G・Lパッケージ」・「Premium Tourer-Lパッケージ(ここではTourer=ターボである)」を用いて試乗評価がされておりました(大体の試乗インプレッション記事は、合計2種類のグレードで検証される事が多い)。
基本は同じモデル(車種)でありますが、グレードによって多少又は大きく性能が異なっているので(まるで違う車種を運転している感覚)、この記事は実際に購入する際はどのグレードにすべきか?・どのグレードが1番バランス良くコストパフォーマンスが高いか?を検証し理解する良い参考資料になると思われます(本当は実際に全グレードを皆さんご自身で試乗するべきですが、なかなか実行するのは難しい)。
また試乗し評価検証をしている人々は、自動車にとても詳しい「自動車評論家(モータージャーナリスト)」と呼ばれる人であるからして、正直且つ的確に大きな差別(偏った評価)の無い信頼度が高い評価となっています(試乗は、偶に編集者が行っている場合もあります)。
ちなみに双方のグレードを比較した結果としては、燃焼効率が良く且つ低燃費で、いつも街乗り使用で偶に高速道路を走行するのならば「G・Lパッケージ」・合流時にストレスの無い加速間と1.3Lないし1.5Lエンジン並みの走りの余裕さが欲しいなら「Premium Tourer-Lパッケージ」がイイと言う評価でした。
そんな走行性能について詳しく「試乗インプレッション」で書かれた記事の後に、次は「ライバル車との比較」と言う題名で、当モデルと似た(同等クラスの)他社(同メーカーもあり得る)モデルと乗り比べ&走行・室内の機能を検証した、同じく「試乗インプレッション(ユーティリティー性も含む)」をした記事が掲載されています。
ライバル車と乗り比べた試乗インプレッションの記事は毎号存在しており、今回のN-ONEの号の場合はスズキ「ワゴンR スティングレー(T)」・ダイハツ「ムーブカスタム(X "Limited")」の合計2車種と比較されており、そこにホンダ「N-ONE(Premium Tourer)」を加えた合計3車種で試乗検証が行われ、それらのモデルの良し悪しが直ぐに且つ正確に把握出来ます(様々な車種と迷っている方にはとても参考になる記事)。
ちなみにN-ONEの号での簡単な比較結果としては、「エネチャージ」と呼ばれる「回生ブレーキ」と高圧縮比でパフォーマンスの高いターボエンジン&多彩なシートアレンジが可能なのはスズキ「ワゴンR スティングレー」・実用域のトルクに優れたエンジン&広々とした室内空間が魅力なのはダイハツ「ムーブカスタム」・個性と上質さはピカイチな物を持ち、ユーティリティー性に優れたラゲッジルームを持つのがホンダ「N-ONE」と言う評価でありました。
試乗インプレッション記事は以上までとし、下記からは試乗インプレッション以外のその他の記事について簡単(略した感じ)に紹介いたしますと・・・・・まず開発が開始されてから市販化に至るまでの経緯を紹介した「開発ストーリー」と言う記事では、ホンダのベストセラー小型車「フィット」を超える様な車を目指したと共に、軽自動車の新たな価値(デザインの上質さとエンジン使い勝手)を提案したそうです。
アイデアスケッチから市販化されたデザインに至るまでの道のりについて紹介した「デザインインタビュー」と言う記事では、N360のデザイン要素を含ませながらも、新世代のプラットフォームを活かして「Nシリーズ」に相応しいパッケージングを目指した様です。
主に室内空間の使い勝手を評価した「使い勝手徹底チェック」と言う記事では、特に室内空間のラゲッジルームについて高く評価され、あとは何度も書きます様に上質なデザインで2.5L級の中型セダンにも負けないインテリアと言った感じがあるそうです。
走行性能&室内空間等の機能性を総合検証した「メカニズム詳密解説」の記事では、軽自動車とは思えないハイパワーでパフォーマンスの高いエンジンであると共に、値段は他社モデルと比較して少々高くなっていますが、その分に安全装備が贅沢くらいに搭載されている事について高い評価がなされていました。
どのグレードがオススメなのか?について書かれている「バイヤーズガイド」の記事では、このN-ONEの場合は・・・・・・装備が簡略化されてもN-ONEが欲しいのならば「G グレード」・比較的割安なターボエンジン搭載モデルが欲しいのならば「Tourere グレード」・ノーマルのN-ONEよりも上質感が欲しいのなら「Premium グレード」がオススメだそうです。
実際のカタログ内容が少々掲載されている「縮刷カタログ」の記事は、実物のカタログ(パンフレット)を手に取り参照し検証する前の下調べとして非常に最適な記事であります(現在ではネット注文が普通に出来たりしますが、カタログを貰う際にはディーラーを通したりする場合が時としてあって、やや面倒臭い作業が生じる場合がある)。
上記の紹介した事柄を簡素にまとめますと・・・・・「開発ストーリー」・「デザインインタビュー」は開発に関わった人のインタビューが掲載されていて(それを編集者が編集している)、「メカニズム詳密解説」・「使い勝手徹底チェック」・「使い勝手徹底チェック」は編集者視点の評価で記載されています(その他にも沢山の記事が存在するので、後は皆さん自身で入手し読んで確かめてみて下さい)。
以上で、著作権等に引っ掛からない程度に「N-ONEのすべて」と言う自動車雑誌を紹介し終わりましたが、最後にまとめとして「N-ONE」は、今までの軽自動車には無かった様な個性・上質感・走行性能を備え、新たな軽自動車のスタンダードモデルとして確立出来そうな車であります。
まあそんな訳で、今日のブログ記事内容を全て読んでいただいて、もしこの自動車雑誌に興味を持たれたのならば、是非ともお近くの書店やネット等で探して購入し、読んで&見てみてはいかがでしょうか(*^ー^)ノ
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