ここ2日のブログ記事内容と同様に、今日は三栄書房が発行している自動車雑誌の「モーターファン別冊 ニューモデル速報」の中から、特定の号について詳しくアップして行きたいと思います。
今日紹介するモーターファン別冊 ニューモデル速報は、ホンダ「フィットシャトルのすべて(平成23年8月6日発行 第453号)」でございます。
毎度の様に、まずはホンダ「フィットシャトル」とはどんな車種なのか?について説明いたしますと(現在は後期型が既に登場していますが、当雑誌は前期型が登場したての頃に出版された物なので、ブログ記事も当雑誌内容に沿う形で前期型を主に取り上げて行きます)・・・・・
ホンダ「フィットシャトル」とは、同社の「フィット(2代目)」 をベースに、フィットの全長を伸ばした様なデザインのステーションワゴンに仕立てられた(設計された)モデルです(以前販売されていた同社の「エアウェイブ」 の実質的な後継車に当たります)。
フィットを伸ばした様なモデルと言う事で、フィット(2代目)とフィットシャトルの寸法&重量を比べてみると、フィットの全長約3,900mm→フィットシャトルの全長約4,410mm(約510mm長い)・フィット全幅1,695mm→フィットシャトルの全幅1.695mm(変わらない)・フィットの全高約1,550mm→フィットシャトルの全高約1,540mm(約10mm低い)・フィットのホイールベース2,500mm→フィットシャトルのホイールベース2,500mm・フィットの重量約990kg→フィットシャトルの重量約1,140kgとなっています(「約」と付くのは、グレードや年式によって少々寸法及び重量が異なるからで、またこの数値はあくまでも参考であり、カタログやその他の資料によって多少寸法が異なる場合がございます)。
一部寸法は変更されていません(設計上で少し短くなった部分もある)が、大体はフィットに比べて大きく設計されており、フィットはあくまでもハッチバック型の小型車で、一方のフィットシャトルはステーションワゴン型の小型車である為、フィットシャトルはワゴンとしての機能を付加する目的でCピラー以降のリヤオーバーハングを大幅に延長しています。
更にエクステリアは、外観デザインのバランスを考えて、フロント周りが北米仕様フィット()2代目と同一のパーツで延長されており、またサイドドアはガラス&サッシも含めてフィットと共用化する事で、開発及び製造コストを極力抑えております。
インテリアに関しては、フィットと同じく燃料タンクを前席床下に配置させた「センタータンクレイアウト」を採用する事で、室内全体に開放的な空間がもたらされているのと、特にラゲッジ容量はガソリンエンジン仕様の場合では床上496L+床下94L=合計590L(FF仕様)と圧倒的な容量を確保し、ハイブリッド仕様の場合は床下にバッテリーを搭載する事で少し容量が減少してしまいますが、床下496L+床下21L=合計517Lと十分なスペースがあります(さすがフィットのDNAが流れている車だけある)。
ちなみに、先代車の「エアウェイブ」のDNAと言う事柄では、そのエアウェイブにも採用されいて且つ各車に順次適用が拡大している 「スカイルーフ」を、このフィットシャトルにもメーカーオプションとして設定されてます。
もう一つインテリアないしボディーについて、各部(特に騒音が起きやすい部分)に防音処理&吸音材を多く用いる事で、クラスを超えた(高級車に負けない)様な室内の静粛性が非常に高い(フィットよりかははるかに高い)車になっています(HVは特に防音処理が徹底されている)。
パワートレーン(エンジン)は、ガソリンエンジン仕様とハイブリッドエンジン仕様の2種類がラインナップされており、ますガソリンエンジン仕様は、フィットと同様の「L15A型 1.5L 直列4気筒 SOHC i-VTEC」を搭載し、最高出力88kW(120PS)/6,600rpm・最大トルク145N・m(14.8kg・m)/4,800rpm・JC08モード燃費は一番良い数値で18.6km/L(CTV車)を誇ります。
一方のハイブリッドエンジン(HV)仕様は、こちらもフィット(ハイブリッド)と同様の「LDA型 1.3L 直列4気筒 SOHC i-VTEC」を搭載し、最高出力65kW(88PS)/5,800rpm・最大トルク121N・m(12.3kg・m)/4,500rpm・モーターは最高出力10kW(14PS)/1,500rpm・最大トルク78N・m(8.0kg・m)/1,000rpm・JC08モード燃費は一番良い数値で26.0km/Lであります。
ちなみにハイブリッド仕様は、ホンダでは「IMAシステム」と読んでいるHVシステムを搭載し、同社の「インサイト(2代目)」 や「フィットハイブリッド」と 同様に「i-VTEC」は「可変シリンダーシステム(VCM)」としてのみ機能し、このVCMによって全気筒を休止させる事が可能となり、結果モーターのみでの走行が出来る様になっています。
あとハイブリッド仕様は、モーター走行時は電力消費を抑える為に燃料ポンプや点火システムなどを停止させ、モーター走行の時間を長く出来る様に設計されてます(これのおかげで、低燃費化に繋がっている)。
その他にも、ガソリンエンジン仕様でありますがテールゲートスポイラーやボディ底面に空力パーツの装備・フロントバンパー形状の見直しをしたり、ガソリン&HVの双方共にエンジン内部の摩擦・ブレーキの回転抵抗の軽減を行った事で、それぞれ低燃費化が実現しました。
そんなエンジンに組み合わされる駆動方式は、ガソリンエンジン仕様の場合は「FF(前輪駆動)」と「4WD(四輪駆動)」があり、HV使用の場合は「FF」のみが設定されています。
更にトランスミッションは、FF仕様にはトルクコンバータ付き「CVT(無段変速機)」が組合わされ、また4WD仕様には5速の「AT(オートマチックトランスミッション」)が組合わされております(HV仕様はCVTのみ)。
使用燃料は、ガソリンないしHV仕様のどちらも共通で「無鉛レギュラーガソリン」であり、HVはその燃料消費がかなり抑えられる事が大きな魅力ですね。
安全性能については、各部適切な部分に補強材を用いて剛性の高いボディーとしているのは勿論の事、特に室内において、後方から低速で追突された際にシートのヘッドレストが前後に動く事で、首への負担を和らげる「衝撃緩和シート」を採用したり、後席は中央の席も含めた全てに三点式シートベルトとヘッドレストを装備、メーカーオプションでありますが前席のサイドエアバックとカーテンエアバック(後席も含む)が装備され、殆ど当たり前に無くてはならない装備ではありますが、基本的な安全性能&装備はフィットシャトルの場合は整っております。
いつもの通りに話が長くなってしまいましたが、上記の事柄がホンダ「フィットシャトル」とは何ぞや又は簡単な性能及び機能についての事で、そのフィットシャトルに関して今日のブログ記事内容よりも更に詳しく解説がなされているのが、今日紹介している三栄書房発行の「モーターファン別冊 ニューモデル速報」より「ホンダ フィットシャトルのすべて」でございます。
まず毎度の同様に表紙を読んで&見てみると、フィットシャトルの第一印象(特徴)として「更に広がるハイブリッドの世界 新しい価値を」・「抜群のユーティリティと(10・15モード燃費で)30km/Lの経済性を両立」と書かれていました(どんなモデルなのか?表紙に記載されている文だけで大体は把握出来る)。
表紙の特徴事項を考慮にしつつ、早速中身を読み進めるてみると・・・・・最初に当雑誌1番のメイン記事であろうと思われる実車を試乗して、その概要(結果&感想)について書かれている「試乗インプレッション」と言う記事が登場します(一般人では、あまり実車を試乗する機会が少ないだけに、この様な試乗しての感想を述べた記事はとても参考になる)。
この試乗インプレッションは、1つのグレードのみ(しかも良くありがちな上級グレードだけ)試乗し評価しているのでは無く、基本的には複数のグレードを試乗してそれぞれの特徴について評価が述べられているので、何となくではありますがグレードを別々に乗り比べた様な感覚で読む事が出来ます(記事内容は各自で読んで確認して下さい)。
ちなみに今回のフィットシャトルの号では、HV仕様の「HYBRID スマートセレクション」とガソリンエンジン仕様の「15X」を用いて試乗評価がされておりました(大まかに述べると、合計2種類のグレードで検証されております)。
基本は同じモデル(車種)でありますが、グレードによって多少又は大きく性能が異なっているので(まるで違う車種を運転している感覚)、この記事は実際に購入する際はどのグレードにすべきか?・どのグレードが1番バランス良くコストパフォーマンスが高いか?を検証し理解する良い参考資料になると思われます(本当は実際に全グレードを皆さんご自身で試乗するべきですが、なかなか実行するのは難しい)。
また試乗し評価検証をしている人々は、自動車にとても詳しい「自動車評論家(モータージャーナリスト)」と呼ばれる人であるからして、正直且つ的確に大きな差別(偏った評価)の無い信頼度が高い評価となっています(試乗は、偶に編集者が行っている場合もあります)。
ちなみに、双方のグレードの比較結果として、ユーティリティを少し犠牲にしても、とにかく低燃費で且つ静粛性の高いモデルに乗りたいのならば「HYBRID スマートセレクション」・ユーティリティー性に特化させ、且つお手頃価格でフィットシャトルに乗りたいのならば「15X」がイイと言う結果内容でした。
そんな走行性能について詳しく「試乗インプレッション」で書かれた記事の後に、次は「ライバル車との比較」と言う題名で、当モデルと似た(同等クラスの)他社(同メーカーもあり得る)モデルと乗り比べ&走行・室内の機能を検証した、同じく「試乗インプレッション(ユーティリティー性も含む)」をした記事が掲載されています。
ライバル車と乗り比べた試乗インプレッションの記事は毎号存在しており、今回のフィットシャトルの号の場合はトヨタ「プリウスα(G)」・トヨタ「カローラフィールダー(1.5X)」・ホンダ「フリードスパイク(G ジャストセレクション)」の合計3車種と比較されており、それにホンダ「フィットシャトル(HYBRID ナビプレミアムセレクション)」を加えた合計4車種で試乗検証が行われ、それらのモデルの良し悪しが直ぐに且つ正確に把握出来ます(様々な車種と迷っている方にはとても参考になる記事)。
ちなみにフィットシャトル号での簡単な比較結果としては、圧倒的な低燃費と7人乗りが選べる車が欲しいのならばトヨタ「プリウスα」・運転のしやすさはピカイチであり、性能バランスに優れているのはトヨタ「カローラフィールダー」・この中で一番荷室容量があり、遊び道具として使いたいのならばホンダ「フリードスパイク」・フィット譲りの開放的な室内(荷室も含む)と、高い静粛性を求めているのならばホンダ「フィットシャトル」は良いと言う評価でありました。
試乗インプレッション記事は以上までとし、下記からは試乗インプレッション以外のその他の記事について簡単(略した感じ)に紹介いたしますと・・・・・まず開発が開始されてから市販化に至るまでの経緯を紹介した「開発ストーリー」と言う記事では、単にフィットのワゴン版と言う捉え方では無く、まるでフィットでは無い様な走行性能・質感・実用性の向上を目指して、「フィットシャトル」単独でも価値を見出せるモデルとしたそうです。
アイデアスケッチから市販化されたデザインに至るまでの道のりについて紹介した「デザインインタビュー」と言う記事では、フロントをUS仕様のフィットを参考にしたデザインとし、余裕のスペースとスタイリッシュさの両立をバランス良く図ったデザインにした様です。
主に室内空間の使い勝手を評価した「使い勝手徹底チェック」と言う記事では、特に室内空間の荷室スペース(容量)については高く評価され、あとシートとダッシュボード周りの上質な仕立てについても詳しく書かれていました。
走行性能&室内空間の機能性を総合検証した「メカニズム詳密解説」の記事では、搭載されたHVシステムについてと、HVを搭載した事によるボディー又は室内への影響、各部に工夫された機能ないしシステムに関して詳細に書かれています。
どのグレードがオススメなのか?について書かれている「バイヤーズガイド」の記事では、このフィットシャトルの場合は・・・・・・とにかくHVが欲しいのならば「ハイブリッド」又は「ハイブリッド スマートセレクション」・ガソリンエンジン仕様であれば「15X」・装備が簡略化されてもフィットシャトルに乗りたいのならば「15C」・「ハイブリッド-C」がオススメだそうです。
実際のカタログ内容が少々掲載されている「縮刷カタログ」の記事は、実物のカタログ(パンフレット)を手に取り参照し検証する前の下調べとして非常に最適な記事であります(現在ではネット注文が普通に出来たりしますが、カタログを貰う際にはディーラーを通したりする場合が時としてあって、やや面倒臭い作業が生じる場合がある)。
上記の紹介した事柄を簡素にまとめますと・・・・・「開発ストーリー」・「デザインインタビュー」は開発に関わった人のインタビューが掲載されていて(それを編集者が編集している)、「メカニズム詳密解説」・「使い勝手徹底チェック」・「使い勝手徹底チェック」は編集者視点の評価で記載されています(その他にも沢山の記事が存在するので、後は皆さん自身で入手し読んで確かめてみて下さい)。
以上で、著作権等に引っ掛からない程度に「ホンダ フィットシャトルのすべて」と言う自動車雑誌を紹介し終わりましたが、最後にまとめとして「フィットシャトル」は、最近流行りのHV搭載であるのは大きなセールスポイントでありますが、その他にもフィットでは何か物足りない人・大人の上質なワゴンを安価な値段で入手し運転したい人にオススメのモデル(車)であります。
まあそんな訳で、今日のブログ記事内容を全て読んでいただいて、もしこの自動車雑誌に興味を持たれたのならば、是非ともお近くの書店やネット等で探して購入し、読んで&見てみてはいかがでしょうか(^~^)
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