今日は「料理・食材シリーズ」と称して、名の通り様々な料理や食材について私なりに紹介したいと思います![]()
今回取り上げる料理・食材は、日本では秋頃が旬な食材で、主にアジアを中心に生産されている「栗」の仲間又は料理の1種の「甘栗」です
甘栗とは、加熱した小石で蒸し焼きにして甘味を付けた栗の事です(広辞苑第六版より)。
甘栗は日本の呼び名あり、元々は中国大陸の「シナグリ」と言う栗の仲間で、主に天津市で生産されています(生産場所の名を取って、日本では天津甘栗と呼ばれる事がある)。
元々はシナグリと言う名ですが、栗は栗(1種には変わりはない)なので一応栗の特徴や生態等についても紹介いたしますと・・・・・・
栗は、落葉性高木と言う種で、高さ約17m・幹の直径は約0.8mあり(あるいはそれ以上になる場合芋も)、樹皮は灰色で厚くて縦に深い裂け目を生じています。
葉っぱは、長楕円形or長楕円状披針形をしており、やや薄くてぱりぱりしているのが特徴で、表面は艶があって裏麺はやや色が薄いです。
雌雄異花の植物で、花は5月~6月ごろに開花して、形状は雄花は穂状で斜めに立ち上がっており、全体にクリーム色を帯びた白い花です。
更に花は香りが強く、昆虫を誘き寄せる力が非常に強くなっており、その香りは言葉では言い表せない独特の香りを放っています。
栗の雌花は、一般的に3個の子房を持ち、その中の受精した子房のみが肥大して果実となり、不受精の物はお蔵入りとなります。
9月~10月頃に実が少しづつ成熟し「いが」が出来上がり、自然にいがのある殻斗が裂開して中から堅い果実(いわゆる栗)が1~3個程現れます。
上記の様に成長して誕生する栗ですが、栗は別の呼び名で「クリノミ(栗の実)」と呼ばれ、一般的には同じブナ科植物の果実である「ドングリ」とは属違いで区別されています(但し、ブナ科植物の果実の総称はドングリとなっている)。
ここまでが通常の栗のお話ですが、今日メインとして取り上げているのは「甘栗(シナグリ)」であって、通常の栗とシナグリの違いとして・・・・・・
最も大きな違いとしては、中の「渋皮」がタンニンによって食用部分に密着するかorしないかが大きな分かれ目となります。
勿論渋皮が食用部分に密着するのが「通常の栗」で、食べる際には渋皮を直下の果肉と共にに削り取る作業を行い、ほぼ完全に渋皮を取り除いたらやっと食べる事が出来ます。
この作業は非常に困難であり、また面倒臭い事から近年の家庭における通常の栗(日本栗)の需要を低下させる原因となっています。
それに対して、シナグリは渋皮がタンニンによって食用部分に密着しないので、煎った物を手や器具を用いて剥いて容易に食べる事が出来ます。
また味もシナグリでは調理してほんのり甘い味に仕上げている(調理しなくても元々甘味は持っていますが)ので、どなたでも非常に食べやすいのが特徴です。
ただし長所が多い分、ちょっとした短所があって、大きさでは通常の栗よりも少々小振りであり、剝き具合にもよりますが、やはり通常の栗の方が食べ応えがあります(剝く苦労もプラスして)。
なのでどっちにしても良し悪しがありますが、選択方法として・・・・・剝くのは大変だが食べ応えのある「通常の栗」若しくは剝くのは容易だが小さい「甘栗」と言った様な感じでしょう。
通常の栗と甘栗の違いについてはこれまでとして置いて、次に上記でも少々紹介しましたが、甘栗の生産場所等については・・・・・・・
主に中国大陸の天津市で作られ「天津甘栗」と呼ばれている一方、朝鮮半島でも良く作られており、そこでは「平壌栗」と称されていて、日本では「朝鮮甘栗」と呼ばれています。
勿論日本でも高知県や岐阜県にて品種改良された甘栗が栽培されていて、特に岡山県で生産されている物は、天津栗より3倍も実が大きいにも関わらず甘味が強い高品質な甘栗が生産されています。
また栗は、病害虫に強い性質を持っており、毎年安定した生産量で作り出荷出来る良い特徴を持っています。
この様甘栗は、栗の中でも比較的食べやすい事で人気があり、また栽培も容易な事から、特定地域でありながら沢山の量数を作っています。
一口サイズでちょっとした空腹感を解消する為にも放縦すると思うので、興味のある人は是非食べてみてはいかがでしょうか(^-^*)
