引き続き、今年(2013年)の冬に私が撮影した鉄道車両の写真をアップしたいと思います電車











今日紹介する車両は、私鉄車両で最大級の両数(編成数)を誇る東武鉄道「8000系」です。

↑私撮影:大師前駅より












↑私撮影:西新井駅より











8000系は、沿線人口の増加に伴う乗客数アップへの対応と老朽化した旧型車の置き換えを目的に開発し導入されました。











1963年(昭和38年)~1983年(昭和58年)の約20年間の間に712両製造され、上記でも書いた様に国鉄及びJRを除く私鉄車両の中で最多の両数を誇ります・・・・・その記録は1970年代よりずっと保持し続けていて、また同時期に製造されていた日本国有鉄道(国鉄)「103系」が約20年間に約3000両製造されていた事もあり、それになぞらえ「私鉄の103系」と呼ばれる事があります。











製造メーカーは、ナニワ工機(現在のアルナ車両)を中心として日本車輌製造・富士重工業・汽車製造・東急車輌製造の5社で製造されました。











車体構造に関しては、ボディーは普通鋼製の20m級・片側4ドア(両側8ドア)で、コスト削減などと言った経済的理由から徹底した軽量化が図られています。











でも軽量化しながらも車体強度を強くする為に、当時の鉄道車両としては珍しく戸袋窓が設けられてはいません。











更に先頭車前面は東武鉄道伝統の貫通式ですが、自動車との衝突事故に備えて高運転台構造としてたり、屋根屋根も深くなっています。











ボディーカラーに関しては、登場時はロイヤルベージュとインターナショナルオレンジのツートンカラーを採用し、1974年(昭和49年)からはメンテナンス効率を上げる為に、塗装の簡略化として全面セイジクリーム単体色となりました。











現在は、ジャスミンホワイトをベースに先頭車前面をロイヤルブルー・側面をロイヤルブルー2本とリフレッシュブルー1本の帯色が塗装されいて、その後妻面はジャスミンホワイトのみとなっています・・・・・ちなみに、最近では上記で紹介した旧塗装がリバイバルカラーとして復刻され運用している編成もあります。











主要機器に関しては、制御装置は当時滑らかな加速性能で人気のあった「超多段式バーニア(抵抗)制御装置」で、主電動機は130kWの力がある「中空軸平行カルダン駆動装置)」(当時としては強力)を使用してコスト削減と走行性能を両立しています。











台車は、前期形と後期形でそれぞれ異なり、前期形は「ミンデンドイツ台車」・後期形は「S形ミンデン台車」です。











・・・・・ちなみにミンデンドイツ台車とは、ドイツ国鉄「現在のドイツ鉄道」のミンデン研究所が開発した物で、車軸の位置決めを軸受前後に固定されている板バネを用いり、緩衝機能は別のコイルバネで行います。











制動装置は、当時殆どの私鉄に置いて採用されていた「HSC電磁直通ブレーキ」で、集電装置(パンタグラフ)は小型の「下枠交差式パンタグラフ」としています。











車内に関しては、座席は全席ロングシートの7人掛けとなっており、また東武鉄道は伊勢崎線や日光線など長距離を走行する事が多いので、座席の奥行きを深く且つクッションが柔らかい物としています。











冷房装置は、最初の頃は夏のみ扇風機を設置しており、現在は屋根に集約分散式冷房装置を装備して、その分装備の関係で天井が低くなっています。











マスター・コントローラー(マスコン)は、跳ね上げ式のデッドマン付の物を採用しています。











運用に関しては、非電化の熊谷線と貨物支線以外のほぼ全線で運用され、現在は新型車両の置き換えなどにより東京スカイツリーライン浅草~東武動物公園間・伊勢崎線東武動物公園~館林間・日光線東武動物公園鉄道~南栗橋間以外で運用されています。











更に現時点(2013年)では、東上線や野田線での運用はありますが次第にそれらの運用は離れて行き、主に小泉線・佐野線・大師線などと言った単線やローカル線での充当が多くなっています。











またこの形式は、2・4・6・8両編成が存在し編成単体での運用は勿論の事、4両編成+2両編成編成=6両編成や8両編成+2両編成=10両編成で充当される事があり、柔軟な運用が可能なのも魅力です。











※厳密には3両編成(3R車)も存在しますが、その編成は800系・850系と区別されているので、あえて同じく紹介いたしません。











ちなみに写真の車両は、2両編成の「2R車」(8000系は、両数にR車と付けて表記する)で支線や他編成の増結車両として使用されています・・・・・2R編成は、8500系とも呼ばれる。











あと、この2R車が充当されている大師線・小泉線・亀戸線・佐野線・桐生線ではワンマン運転を実施しています。











まあそんなこんなで8000系は、私鉄車両最大規模を誇り長年に渡り東武鉄道の主力として活躍しています。











しかしやはり誕生からかなり年が経っているので、老朽化が進み次第に新型車両に置き換えられつつあります。











そうなると将来全廃となる日もそう遠くないと思うので、気になる人はお早めに自分の記憶に残しておきましょう( ^^)













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