本の背表紙をとじ太くんやホットプレートなどで加熱することで本をバラバラにすることができます。

 

ただ、接着剤の除去が不十分なまま分離した本をScanSnapに入れてしまうと、ScanSnap内部のガラスに接着剤がついてしまいます。

 

ガラスなので拭けば取れますが、気が付かないとスキャン結果に筋が入ってしまいます。

 

本の背に残った接着剤にペーパータオルを当てて加熱しても、接着剤をすべて取りきることはできないでしょう。

 

ほとんど残らないようにするだけでも、何回か繰り返す必要があるので、手間もかかります。

 

なので、裁断できる枚数(厚さ)に分解して、裁断してしまう方がよいでしょう。

 

本の背表紙を加熱して接着剤が溶け、本体と背表紙+表紙が分離できたら本体を分解し、ズレを直してから放置します。

 

接着剤が乾いたら、接着剤がついた部分を裁断します。

 

カールディスクカッターDC-F5100の場合は、通常の厚さの本であれば、4等分すればよいでしょう。

 

裁断するにはスライダーを何往復かする必要がありますが、きれいに裁断できます。

 

可動式の紙あて定規がついているので、裁断位置も固定できます。