太る人とやせる人の違い① 薄着のほうがやせる

 

薄着など適度な寒冷刺激を与えると、やせ細胞とも呼ばれる褐色脂肪細胞が活性化します。

褐色脂肪細胞は体温を一定に保つ働きを持つ細胞で、寒さを感じると熱を作ろうと脂肪を燃焼させます。

室温16~19℃で1日薄着でいた場合の消費カロリーは、300kcal程度。

 

これは30分のジョギングに相当します。

太る人とやせる人の違い② ランニングはゆっくりのほうがやせる

 

ランニング速度により脂肪燃焼効果は変わります。

呼吸が苦しい、きついというペースでは、体内の糖が優先的に使われ、脂肪燃焼効果は低くなります。

笑顔で走れる程度のランニングだと、最も効率よく脂肪を燃焼させることができます。

ランニング前に3分から5分程度、スクワットなど体の大きな筋肉を動かす筋トレをしておくと、より体脂肪の燃焼効果が期待できます。

太る人とやせる人の違い③ いただきますを言わないと太る


「いただきます」「ごちそうさま」を言わない人は、食事にケジメがなく、ダラダラと食べ続ける傾向があります。

糖を脂肪に変えるインスリンが長時間にわたって分泌されるため、体内の脂肪量が増え、肥満につながります。

太る人とやせる人の違い④ 朝食を抜くと太る


起床後すぐにエサを与えるマウスのグループと、起床4時間後に与えるグループに分けて、2週間観察する実験が行われました。

その結果、後者のほうが体重の増加率が35%高く、筋肉量が6%減少していることがわかりました。

後者の細胞を詳しく調べたところ、脂肪と筋肉を司る体内時計にズレが生じることで肥満になることが判明しました。

太る人とやせる人の違い⑤ 朝食からタンパク質を摂るとやせる


赤身肉などのタンパク質は、消化の際にエネルギーをたくさん使うので、体重が落ちやすくなります。

肥満の人を対象に行った実験で、3ヶ月同じカロリーで低タンパク質の食事と高タンパク質の食事を摂ったグループを比較したところ、後者のほうが体重が減少しました。

朝にタンパク質の多い食事を摂ると、もうお腹いっぱいと感じるGLP-1というホルモンが増えることがわかっています。

朝食から赤身肉(80g)、鶏ささみ、チーズなどのタンパク質を摂りましょう。

食べる順番は、野菜のあと肉や魚を食べ、血糖値の上昇を抑えるために5分間待ちます。

そのあとは何を食べてもOKです。

太る人とやせる人の違い⑥ 一口ごとに箸を置くとやせる


食べ続けてしまう原因の一つは、常に箸を持ち続けていること。

箸を一口食べるごとに置くことで、早食いを防ぎ、噛む回数が自然に増え、満腹中枢も満たされます。

よく噛むと、脳内で摂食抑制作用があるホルモン ヒスタミンが増えて、食べ過ぎも防げます。

早食いの人ほどメタボリックシンドロームになりやすいというデータもあります。

朝は時間のない人でも、夕食は箸を置いてよく噛んで食べることを習慣にしましょう。

太る人とやせる人の違い⑦ ご褒美に高級スイーツを食べる人はやせる


ストイックに頑張りすぎると、ストレスからリバウンドにつながることが多い傾向があります。

安いスイーツだと手軽にたくさん食べられ日常化してしまうので、ご褒美は高級なスイーツを1つ選んで食べるのがよいでしょう。

長くなるので残りは次回。