ご訪問ありがとうございます。
東京へ仕入れに行き、
ついでに美術展へ。
丸の内 静嘉堂文庫美術館
贅を尽くした雛飾りは見ごたえがありました。
お雛様の姿、衣装が素晴らしいのはもちろん
几帳、ぼんぼり、冠のクオリティの高さ
家具、調度品、お道具類まで、刺繍、蒔絵、金工・・・当時の技巧の粋を集めて制作されていて、細部までじっくり鑑賞したくなります。
衣桁に飾る着物も、この豪華さ
この貝桶
我が家の雛の貝桶は形を模しただけだからフタも開きませんよ。
こんな小さな貝に、この精緻な絵付け
小さくて可愛いだけじゃなく
精緻な美しさに惹かれます。
岩崎小彌太の還暦祝いに特注した「木製彩色御所人形」もスゴかった!
卯年生まれに因んで兎の冠
宝船の帆の手の込んだ豪華さにも釘付け
宝船の布袋様が小彌太さんで
後ろから来る輿に乗った弁財天が奥様
衣装も傘もこだわり抜いた細やかな絵付け
細部まで眺めると
自分の「推し」を発見!
御所人形「お福の花見」で
すみれを発見!
菱川師宣 「十二ヶ月風俗図巻」
春の場面は雛飾りを見せたくての展示だったのでしょうが
端の女性たちが気になる。たぶん、これ双六盤だよね?
風俗図って、当時の生活の様子が伝わってくるから面白い。
そして、国宝「曜変天目」を鑑賞してきました。
とても美しい輝きを放つ茶椀
見入ってしまう。
その妖しい魅力に吸い込まれそうで
怖さも感じてしまうほど
平日に雨天だったためか、
ゆっくりじっくり、一つ一つの作品を鑑賞することが出来ました。