ご訪問ありがとうございます。
ハーフドールを使った作品の
お問い合わせをいただくのですが
アンティークのハーフドールを
使用しているので、
同じ物をお作りいただくことが出来ません。
現代物でしたら、
同じ物が手に入りやすいのですが・・・。
ヴィクトリア時代のイギリスで
上半身だけの陶器人形に
スカートを
ティーコゼーやピンクッションなどに
仕立てる手芸が流行しました。
その時代に作られたハーフドールは
1920年前後の短い期間の流行であり、
壊れやすい陶器製であるため
現存数が少ないのです。
そのため国内アンティークショップでは
¥10,000以上で販売されていますが
のみの市やネットをこまめにチェックし
手ごろな価格のドールを手に入れています。
ドイツで作られたものが多く、
当時のイギリスに於いては
輸入品のドールに
「Foreign」の表示が義務付けられていました。
またドイツ製のハーフ・ドールには
通常4~5桁の製造番号が刻印されます。
現在、ドゥフェの在庫は2つ。
「Foreign」の表示がある子は、
きっとドイツからイギリスに渡った子ですね。
もう一つには
4桁の番号が刻印されています。
現代物のハーフドールは
お目々ぱっちり
顔を丁寧に描かれたものが多いです。
アンティークのハーフドールは
ササッと描かれた
あっさりした顔立ち。
物足りなさを感じるかもしれませんが
不思議なことに
見る角度で
いろいろな表情を見せてくれるのです。
100年を経た子たち
人生経験の重みですかね(^^ )
それがアンティークの味であり、魅力。
凡庸な顔立ちも
日々、様々な表情に触れると
愛おしく感じるもの(^^ )
この子たちを気に入っていただけましたら、
フラワードレスを着せてあげてください。
オーダーでお作りした作品