渋谷のとあるマンションに
トムと呼ばれていた一匹の猫と一緒に住んでた彼。
今はもうそこにはいない。
今はもう彼は自らの道を切り拓くべく
とある場所で会社を立ち上げて、
どうやらがんばっているらしい。
気になる存在だったけど、
思い切り夢中にもなれず、想いも伝えられず
好意を持っていることは嬉しいけど
応えることはできないと言われたほろ苦い冬の出来事。
当時、あたしが憧れていたものを
全て持っていた(ように見えた)ひと。
そしてもう1人。
朝一のコーヒーをこよなく愛し
人生の休憩中だった彼。
社会人になって、当時の彼の年齢を超えた今、
サラリーマンを一時的に辞め
夜の世界に少しだけ身を置いて
少しの間だけ、休憩してた彼が
どんな気持ちでいたのかは15年前よりは分かる。
ものすごく好きだった。
どう想いを伝えればいいのかもわからないほど
苦しいくらい好きだった。
私からしか誘わないような関係だったけど
それでも大好きだった。
一目惚れだったから、色々知りたくて
ずっと一緒にいたかったから、
一緒にいられる時間を探しては一緒にいた。
今思うともしかしたら、彼が疲れて
人生休憩中だったことを無意識に感じていたから
そんな彼に何かあげたかったのかもしれない。
当時、女性不信気味な人が
周りに多かったことと照らし合わせて。
今も忘れられないのは
ただ好きだったことを、ちゃんと伝えられなかったから。
好きで好きで好きだったのに
自らの気持ちに素直に心から愛し伝えることが出来ずに
むしろ裏切るような行為を彼に見せつけてしまった。
その出来事が私にとっては転機で
あらゆる付き合いをリセットし、
本当に必要な人たちとしか付き合わないような
大きなきっかけをくれたんだよね。
本当にありがとう。
でも、本当にごめんなさい。
嫌な想いをさせてしまって
本当に本当にごめんなさい。
愛したかったのに、素直に愛し尽くせなくて
信じられなくて、
悲しい想いをさせてしまって。
本当にごめんね。
どうか今は幸せに暮らしてくれていますように。
どうか今は笑って暮らせていますように。