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ケイラちゃん(16才)を、古典でコンクールに出すかどうかを決めるため、、





ディレクターは、水曜日に、

ケイラちゃんの踊るバリエーションを、チェックに来る予定だったのだが、

水曜日には来ず、、翌日の木曜日に来たと言う。。






*** 続き物です。初めていらっしゃった方は以下(↓)からどうぞ。

1、「コンクールへの出場を許可してもらえなかった
2、 体型に悩めるバレリーナ
3、「どうしてコンクールに出ちゃいけないんですか?







木曜日のバレエが終わったあと、

この日にディレクターがクラスを訪問に来たことを、車の中で、息子たちから知らされ、





「、、、で?? ケイラちゃんはどうたった???」



、、と聞いた。







しかしながら、、私、


この時に、息子たちと交わした会話の内容を、あまり覚えていないのですよ。





***「息子たちからの報告、、」と言っても、主に、16才長男のタローからのみ。11才次男のジローは、ほんとに寡黙な子で、、、、冷笑、、、あまり詳しい報告はしないのですよ。。「あ~、うん」「そうそう」「あ~、よかったよ」、、、突っ込み担当タイプです。。ってか、突っ込みにもなってないし!







とにかく、私は、


このディレクターのクラス訪問は、「ケイラちゃんの決戦日」、、という風に思っていたので、



ケイラちゃんの報告ばかり気にしていた。






それに対し、、子供たちは、


別の生徒のことばかり話していたような気が、、、







なので、私の、、「ケイラちゃんがどうだったか」、、という質問に対し、




子供たちがどう答えたのかは覚えていないのだ。ヽ(;´ω`)ノ








ただ、、、、、




「ちょっと、ヘレーナがかわいそうだったな、、、」




、、、と、やたら言っていた。




「ディレクターも、みんなの前で、あんなにボロクソ言わなくても、、、」

「ヘレーナ、泣いていたと思う」




、、、とヘレーナのことばかり言っていたのを、あとで思い出すことになった私。






車の中で私は、、息子に、それを聞いて、




「ヘレーナちゃんはね、、期待されてるから、厳しく言われるんだよ。大変だね」




、、なんて言った記憶はある。





   注) ヘレーナちゃんは体型に悩めるバレリーナで書いた子(17才)です。






どうやらこのとき、、、私は、、お節介にも、

ケイラちゃんがどうなったのかばかり気になっていて、、、




ヘレーナちゃんがキツく言われてた、、とか、、、

ましてや、自分の子供たちがディレクターに何といわれたのか、、などの報告のことは、




すぐに忘れていた。




━─━─━─━─━─


さて、その翌日の金曜日の午後。




スタジオ近くの薬局に立ち寄ると、


偶然、ヘレーナちゃんのママ、シンシアに遭遇した。




「ヘーイ!何してんの?」



シンシアに、気軽に挨拶をして、


お互い、その薬局で何のお買い物をしてるか、、などの無難な報告をしたあとすぐに、、




シンシアが、



「あんた、昨日、見逃したわね~!」



、、、という。






なんの話しかすぐに分からないでいると、




「うちのヘレーナと、タローくんのデュエット、よかったんだよ~」


「ディレクターも、すごく気に入ってたわ。。本番が楽しみになってこない~?」





、、、というので、あ、、そういえば、、



昨日、車の中で、タローが、



「ヘレーナと僕のデュエットは、すごく気に入ってもらったよ」



、、、と、言っていたな、、と思い出した。





そうか、、昨晩のディレクター訪問は、、ケイラちゃんだけのためでなく、


皆の作品のチェックでもあったんだった。。






あ~、よかった、よかった、、、


うちの子たちのデュエットが気に入ってもらえて、、






そっか、、、何人かの父兄は、スタジオの外から、作品を見たんだ、、、


私は、その場にいなかったから、逃しちゃったな、、残念だったな、、、、






、、と、昨晩の、息子たち(、、というかタローからの)報告のときには思わなかった感想を持ちながら、




「あ~~、それはよかったよかった!」

「私も見たかったわ~。本番が楽しみだよね~~」






そう、明るく答える私を、

遮るように、、、今度は、、、




シンシアは、急に顔を暗くして話しを続けた、、、







「それにしても、うちの ヘレーナのソロに対しての批評は、ひどいと思わない?」





、、、と言われて、初めて、昨晩の息子たちから聞いたことが、

大きなことだったと、理解する。





「他の生徒たち、、多くの若い生徒たち みんなの前でだよ、、、」

「あんなに言わなくてもいいのに、、、(悲)」

『役になりきれていない』とか『やる気が見えないわ。なんでバレエ続けているの?』とか、、、」







「おかげで、本人は、とっても自信をなくしちゃって、、、悪循環になった」






「昨日の帰りの中で、、ずっと泣いていたわ。。ずっとよ。。」









、、、、「期待されてるからだよ」


、、そんな風に言われて、すぐに元気になれるような状態じゃないと言う、、






ヘレーナちゃんって、、、すっごいクールな子でね、、

あんまり感情を表に出さない子なんです。





大喜びしたり、はしゃいだり、くやしがったり、怒ったり、悲しんだり、泣いたり、、、

そういう感情を、普段は全く出さないんだけど、、





この日は、車の中でずっと泣いていた、、と聞いて、

私もちょっと胸が痛くなった。






しかもね、、このシンシアと、スタジオのディレクターは、仲のよいお友達です。




だから、ヘレーナちゃんは、どちらかと言うと、「えこひいき」されているはず。







元々、ヘレーナちゃん、今年はコンクールを辞退したい、、と考えていた、、

そんな中、「くるみ割り人形」で、華やかに、金平糖の精を踊りあげた、、


男子ダンサー x 2




なんとか、また意欲をあげさせたい、、と、ママのシンシアは期待していたと思うのだが、、




どうなるのか。






そして、そして、、、、

ケイラちゃんは、古典でコンクールに出させてもらえることになったんでしょうか???







続きは次回に、、、フッフッフ、、、引っ張って、ごめんよ~~~~~~~う (-。-;)





* 私のブログに出てくる多くの登場人物は「仮名」です。


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12月の「くるみ割り人形」公演が終わった翌日から、

スタジオは一気にコンクールムードに切り替わった。



くるみ割り人形公演から1週間くらい経ったある日、

スタジオで、ケイラちゃん(16才)のママ、サマンサに遭遇して立ち話をしていた。




ケイラちゃんは、ディレクターに「古典バリエーションでコンクールに出てはダメ」と、

10月に言われていたのを非常に悲しんでいた。





(その時の記事をお読みになってない方は、こちらをどうぞ →「コンクールへの出場を許可してもらえなかった」)






12月のこの日、


「結局、コンクールはどうすることにした?」


、、、と、恐る恐る、聞いてみた。





すると、意外な答えが返ってきた。



*** このサマンサは、とても気性の激しい性格(ほんま激しい、、σ(^_^;)

、、に対し、娘のケイラちゃんは、とても「おっとり」した性格。




「ケイラがね、昨日、私に何も言わずに、自分でディレクター室に話しをしにいったみたいなの」





スタジオに、ケイラちゃんを迎えにきた際、娘がディレクター室にいるのを見つけたと言う。




10月に「古典バリエーションでコンクールに出てはダメ」と言われた際、

サマンサは、すごい剣幕で、ディレクター室に乗り込む寸前(!)だったのを、

娘のケイラちゃんと、ご主人に引き止められて、足を踏みとどめていた。




そして、ケイラちゃんは、自分で話しをしにいったようなのだ。




ディレクター室から出てきた娘は、目にいっぱい涙を溜めていて、

ちょっと話しかけられる様子でなかったので、すぐに話しは聞けなかったのだが、

あとで、少しだけ聞いたところによると、、、




「どうして、私は、古典バリエーションでコンクールに出てはいけないのですか?」

「私が一番上手なバレリーナじゃないことは承知しています」

「トップバレリーナには ほど遠いけど、毎日、上達のためにがんばっているんです」

「ぜひ、古典でもチャレンジさせてもらえませんか?」




、、と、お願いしたらしい。




さて、、それに対するディレクターの答えは、、、




「分かったわ」



「この水曜日のバレエのクラスを訪問するから、そこで、練習中のバリエーションを見せてちょうだい」



「それを見てから、出場を許可するかどうかを決めます」





、、、と、いうものだった。





わお、、

とりあえず、一歩、前進ではないか、、、






それを聞いて、、私の中でも、水曜日をなんとなく楽しみにしていたのだが、、




水曜日に、同じクラスにいたジローに聞くと、、

ディレクターは、この日は現れなかったらしい。




それで水曜日を過ぎた時点で、私の中でも、この件は一瞬忘れていた。





そして、翌日の木曜日のクラスに子供たちを迎えに行くと、


「あ、今日、ディレクターが来て、皆の、ソロやデュエットをチェックしたんだよ」



、、、と、2人から報告があった。





「~~~ちゃんが、ちょっとかわいそうだったな、、、」

「皆の前で、あんなに言わなくても、、」





息子たちからの報告だけでは、、ちょっと雰囲気が把握しきれなかった。




そのあとで、ケイラちゃんママのサマンサ、そしてスタジオトップのヘレーナちゃん のママそれぞれから、

少しずつ、この時のディレクター訪問のときの話しを聞き、

自分の息子からの報告と繋ぎ合わせて、

読み取ったディレクター訪問の様子を、この次に書きたいと思います。




       続きはこちら →「コンクール前の厳しいスタジオ審査

$男子ダンサー x 2





注)ここで話題に出してるコンクールは、

アメリカのコンクール、3種類」の中で、一つ目に書いた「バレエ専門コンクール」のことです。





、、、うち、変なスタジオでしょ(苦笑)
皆さんのところでは、こんなバカなストーリーなんてないだろうけど、、
まー、世の中には、こんなドラマを抱えているところもあるんだよ、、ということで、、
どうぞ「あ~、うちのスタジオは、こんなバカなところじゃなくてよかった~~」という風に読んでくだされ。


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うちの長男タローが通う芸術高校のミュージカル「四十二番街」。



合計8回の公演中、6公演に行ってきました。



6回のうちの2回の公演は、用事のため途中で抜けたため、最後まで見なかった日もあるが、

高校の舞台というのもあって、座席値段は安いし(1枚20ドル程度 = 2千円弱)

チケット購入に支払ったお金は、自分の息子の学校の教育資金になるので惜しくないし、

普通のミュージカル公演と違って、車で行きやすい場所で、駐車も簡単、



、、、という気軽さが、、高校の舞台はよいですね。




客席には、私のような「父兄」が多いのはもちろんだが、、

この高校に子供もいないのに、単に舞台を楽しみにきている客も多かった。




何人もの昔の知り合いを劇場で見かけて、多くの人が

「毎年、ここの高校の舞台に来ているのよ」


、、なんて言っていた。




私も、子供がこの高校に入学する前から、毎回ここの観劇に通っている。

子供が卒業したあとも、ここへの観劇に通うと思う。




今回は、演目上、ご年配の人たちの客入りも目立ったな。

みんな、懐かしい楽曲を楽しんでおられました。



━─━─━─━─━─


私のような父兄は、、「舞台に知っている子供が多く出ている」、、というのも楽しい。

ステージの隅っこの脇役までチェック しながら見ていた。



そう、、、

私は、つい先日 書いた「審査員/評論家」ばりの観客 だったのである。





高校生ともなると、学校内の皆の顔ぶれを知るほど子供に関わらないので、

前記の、スタジオ内の新人である「くるみ割り人形」のネズミ子役の親のように、

この舞台上の多くの子供のことを詳しく知らない、、という理由で、

好き勝手な感想 をたくさん持ちながら見ていた。





舞台の中で1人、、アンサンブル(群舞/コーラス)の中で、いい風に、気になった男の子がいた。

今年度の新入生だったので、初めて見る顔だった。




タローに聞いてみた。

「あの、ジャスパーという、ミュージカル科の新入生、いい感じだった気がするんだけど、、」



オープニングのタップダンスのシーンでは(↓)タローの横で踊っていたジャスパーくん。

$男子ダンサー x 2





私の質問に、タローは、ちょっと息をのんだ。



「あ、、うん、、、ジャスパー?、、」




そして、なんとなく、歯切れの悪い話し方で、こう続けた。



「ヤツね、、割と、舞台の知識が豊富な感じなんだ」




ほっほう、、いいじゃん。

なのに、なぜ、タローは歯切れ悪く話すのか。




「それで、皆を助けようとして、皆にいろいろアドバイスするんだけど、、」



「、、、なんだけど、それをみんな鬱陶しがっていて、、、」

「みんな、それが気に入らなくて、、割と ジャスパーのことを無視している感じなんだ」




「アドバイスの仕方がイヤミとかじゃなくて、、割と謙虚に声をかけてる感じではあるんだけど、

やはり、みんな、ちょっと鬱陶しがってる。

それで、みんな、割とジャスパーのことを無視するようになった。」





舞台が始まる直前のある日、

このジャスパーくんが、タローのところに歩み寄ってきたらしい。




「タローくん、1分だけ話しできる?」




おっ、、なんだ、、、と思っていたら、、、





「ひと言お礼が言いたいんだ」




「僕の話しをいつも聞いてくれてありがとう」

「みんな、僕の話しを聞きたがらなくて、僕を無視しているのは知っている」

「でも、タローくんだけは、いつも僕の言葉に耳を傾けてくれるのが嬉しかったんだ」

「そのお礼を言いたかったんだ。本当に感謝してるよ」





、、、と。 





この話しをしているときも、タローは少し複雑そうだった。




本人曰く、、お礼を言われるほど、ジャスパーくんにナイスにしていたつもりもなかったと。。




こんなことでお礼を言いにくるくらいだから、

他の仲間たちのジャスパーくんへの態度は、そうとうに冷たいものだったのだろうな、、と思ったらしい。





あ、、なんか、、

「後輩にお礼を言われた息子の自慢」を書いているような流れですが(笑)

そりゃ、もちろん、息子が人にお礼を言われるようなことは嬉しいですけど、

私が書きたいのは、本当にそういうことではなくて、、、





タローとも話したのだけど、



たぶん、このジャスパーくん。


「年下の新入生」、、というのが、やはり、ネックなのじゃないかな、、と。




「先輩/後輩」システムのないアメリカでも、多少は、新人に対して期待する態度もあるのかも。




「今は、『一番年下』という立場であるから、こういう状況かもだけど、

1年経つごとに、ジャスパーくんよりも年下の生徒が増える訳だから、

回りの反応が、『無視』から『尊敬』に変わるかもしれないね」








自分の知識をひけらかしたいだけの子ではなくて、

「自分の知識で、仲間を助けたい」という精神 でいれば、「尊敬」に変わるはず。





そして、なにより、、私は、



「みんなが無視するから、腹立つ」、、、とスネるのではなく

ポジティブな姿勢を崩さず、



「話しを聞いてくれて嬉しかった。ありがとう」、、と、

ちょっと、格好悪いような内容っぽいのにも関わらず、

素直に仲間にお礼を言いに来れる子 、、というのに、感動したのですよ。




タローとの、短い会話からだけの情報なので、

実際に ジャスパーくんがどういう子なのか、皆がなぜ無視するのか、、

私が想像してる雰囲気とは少し違うかもしれないが、、




これからのジャスパーくんの成長と、

回りの生徒たちの成長ぶりを見るのが、また楽しみだなぁ、、と思ったのでした。



* 私のブログに出てくる多くの登場人物は「仮名」です。

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アメリカ本土は、今日から「夏時間」に切り替わりました。。この「夏時間への切り替わり」の今日は、調整のため1日が23時間だけ。。この1時間のロスは痛い、、、しばらく朝の早起きは辛いわ、夜はすぐ眠くなるわ、、です。



この高校ミュージカル「四十二番街」に触れた記事
自分の子供が殺される役を演じるとき 03-06-2013
「アーティストなるもの、長髪でないといけない」 03-07-2013
「審査員/評論家の多い観客」vs.「子供ばかりの観客」 03-08-2013