東方神起・JYJ 〜L♡VE Paranoid Fiction〜 -9ページ目


3年前の初夏
俺はキュヒョンと共に幼馴染である優心の誕生日を祝った


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CM「誕生日おめでとう、優心」

「ありがとう」

KY「優心、おめでとう。コレ俺たちからプレゼント」

「いいの?可愛い~」


瞳を輝かせプレゼントを眺める優心
くったくのない笑顔で俺とキュヒョンを見る


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KY「チャンミンがさー、これは優心に合わないとか、散々文句付けてようやく見付けたんだよ?」

CM「キュヒョンが変なもんばっか選ぶからだろ?」

KY「チャンミンは悩みすぎるんだって!!」

「ありがとう…すっごく嬉しい。毎日付けるからッ」

CM「優心に絶対似合うよ」



キュヒョンと何ヶ月も前から探したプレゼント
ピンクゴールドのネックレスにハートの形のピアス


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俺が優心に想いを寄せてから早数年
ただの泣き虫だった優心が
いつしか女の子から女性に変わり
綺麗な女性へとなった


優心に想いを寄せてるのはキュヒョンも同じで…

どっちが優心の彼氏に相応しいかなんて毎日のように話してた



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なぁ、優心…

あの時の俺たちは本当に毎日が楽しくて

3人で居るのが当たり前で

俺たちを必要としてくれる優心が嬉しくて

俺たちはいつも笑っていた

どうして俺たちはあんな事になったんだろう…



なぁ、優心

お前はあの時に戻りたいとか思うかな?


俺は…戻りたい

告白もせずに終わった俺の想いを伝えたいんだ…









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JS「・・・あのね、僕」

「・・・?」

JS「梨奈ちゃんが・・・好き」


真っ直ぐと梨奈の目を見て話すジュンス
驚きを隠せない梨奈
でも梨奈は嬉しかった


「私も・・・好き」


梨奈がそう答えるとジュンスは満面の笑顔になった
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JS「本当に本当?!僕っの、彼女になってくれるっの?」

「うんっ!!」



やっと片想いが実った日
ジュンスは守る人が出来た日
梨奈は支える人が出来た日


お互いがお互いを必要とし
どんな試練が訪れても必ず乗り越えれると二人はそう思っていた





辛い事があっても
幸せの方がたくさんある
ジュンスと梨奈は幸せの道を歩き出した・・・











~END~









それから毎日のように電話をしたりメールのやり取りをして
会える日には会って一日の出来事をお互い話すようになった



梨奈は時々送られて来るジュンスの写メが嬉しかった
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ジュンスの笑顔を見れば梨奈も自然と笑顔になる
いつしか梨奈の心にはジュンスを想う気持ちが芽生えてた



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ジュンスもまた梨奈からの写メ付きメールが嬉しくて
メールを開いては顔が緩んでいた



JJ「告白すればぁ?」

JS「だってぇー別れてまだそんなに経ってないよ?」

YC「時間なんて関係ないっしょ?」

JS「・・・でもー」

CM「ジュンスには告白する勇気なんてないからできないままなんですよ」

JS「そんな事ないっもん!」

JJ「じゃすればいいっじゃん!」



ジュンスは悩んだ
フられて今までの関係を壊したくない
かと言って、梨奈に対する想いは日に日に大きくなる
気持ちにセーブする事だって今は出来ても徐々に出来なくなる
まだ彼氏と別れたばかりでジュンスの告白にOKを出すとも考えにくい

ジュンスにとっては一世一代の告白
数日間、梨奈と連絡を取りながらも悩んだ結果
ジュンスは一つの答えを出した




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JS「・・・あのね、僕」









待ち合わせの15分前に着いたジュンス
梨奈が来るのを今かと待ってる頃
梨奈は泣きながら待ち合わせ場所に向かってた



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JS「梨奈ちゃぁーんっ!」

「遅く・・・なりました」

JS「泣いてるか?」

「ううん、大丈夫です」

JS「どうして泣いてるか?」

「・・・彼氏に・・・フられました」

JS「・・・⁈彼氏居たんだ・・・」

「・・・はい」



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JS「僕で・・・良かったら聞くよ?」




梨奈に彼氏が居た事を初めて知ったジュンス
大好きだった彼氏にフられ泣いてる梨奈
複雑な心境の中、ジュンスは梨奈の相談に乗って居た



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JS「そっかぁ~・・・そんなに梨奈ちゃんから愛されてるなんて、すっっごく羨ましいなぁ」

「え?でもジュンスさんだって」

JS「僕は~梨奈ちゃんみたいな彼女居ないっよ?片思い中だけど・・・」

「ジュンスさんの恋実るといいですね」

JS「・・・うん」



散々泣きはらした梨奈の顔にはもう泪は消えてた
時折ジュンスがダジャレを言っては1人で笑い
いつしか梨奈の顔にはジュンスの大好きな笑顔が輝いてた



この日を境にジュンスと梨奈の距離は一気に縮まった
ジュンスの恋は更に加速していった






ジュンスが梨奈に恋を寄せて数ヶ月
メールのやり取りをしてジュンスはより一層梨奈に想いを寄せるようになった
そんなある日だった
思い切ってジュンスは梨奈を誘い
夜中、限られた時間だけど会う約束が出来た


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JS「~♫~♫」

CM「そんなに嬉しいか?」

JS「にゃはははぁ~♫当たり前だろー!」

CM「気持ち悪い」

JS「チャンミンだって好きな子に会えるなら嬉しくなるだろぉ」

CM「僕はジュンスみたいに気持ち悪い笑方しないですから」

JS「チャンミンだってニヤニヤするくせにっ」



ジュンスが嬉しそうな顔をするのはチャンミンにとっても本当は嬉しかった
忙しい仕事の中、恋をして仕事もより一層力が入るジュンス
その姿はチャンミンもジェジュンもユチョンもユノも見て居た


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JS「じゃっ!行って来ます~♫」



早めに待ち合わせの場所に向かった
自然とスキップになり
梨奈の顔を思い出しては自分の顔が緩んでしまう