東方神起・JYJ 〜L♡VE Paranoid Fiction〜 -10ページ目


メールのやり取りを始めて数ヶ月
ジュンスは各国の行き来で毎日忙しい日々を送ってた
梨奈もまたバックダンサーを務める歌手の全国ツアーで慌ただしい日々を送ってる



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JS「はぁ~・・・」

JJ「ジュンス~!どっしたのぉ?」

JS「会いたいなって思って」

JJ「あぁ~あの子っねぇ♫」

JS「ツアー中で忙しいみたいなんだ。メールも返って来ない」

JJ「僕たち歌手っもぉ~ツアー中クタクタになっるけどぉ~バックダンサーも~クタクタになっちゃうよっねぇ」

JS「梨奈ちゃん・・・東方神起のバックダンサーしてくれないかな」



ジュンスはずっと思っていた事だった
もしバックダンサーをしてくれたら
各地一緒に過ごせる
何よりやる気も増えるし話す事も増える



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ジュンスはチャンミンに頼み
歌番組に出た時映った梨奈を画像にしてもらい携帯に保存した
疲れた時、イライラした時、淋しくなった時、辛い時
いつも携帯の梨奈を見ては笑顔の梨奈に癒されていた



YC「また見てる」

JS「だってさぁ~」

YC「んん~?」

JS「梨奈ちゃんの笑顔って、見ると僕まで笑顔になるんだよ」

YC「ジュンスの~女神なんだ」

JS「まぁ・・・そうかな?僕の女神様」

YC「あっはっははは~」

JS「笑うっなぁーーー!!」



梨奈と出会ってジュンスの生活は常に梨奈が居るようになった
心には笑顔でジュンスに微笑む梨奈が居る
ジュンスにとって元気になれる必要な存在だった










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JS「あっ、梨奈ちゃん」

YC「今がチャンスっスよ?」

JJ「ジュンス~!ほらぁ!」



帰り際梨奈を見付けたジュンス
一人で居る梨奈
メンバーは連絡先を交換出来るチャンスだと足が進まないジュンスの背中を押した



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JS「あのぉ~」

「はい?」

JS「僕の事覚える・・・?」

「もちろんです」

JS「良かったら~・・・アドレス教えて下さいっ!」

「・・・はい」



緊張気味だった顔は一気に笑顔になり
遠くで見ていたメンバーもジュンスの笑顔を見て交換出来た事を知った



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それから毎日のようにメールのやり取り
まだこの時は梨奈に彼氏が居るのも知らないジュンス


好きな歌や好きな物
些細な事だけでも梨奈の事を知れるジュンスは嬉しくて毎日が楽しかった









それからしばらく経ったある日
歌番組の収録にジュンスは梨奈の姿を見つけた
自分達のリハじゃないのにも関わらず
ジュンスはスタジオに入り隅の方でリハを眺めていた


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視線の先には梨奈しか映らない
笑顔の可愛い梨奈を見ては顔が緩むジュンス


JJ「やっぱりこっこに居ったぁ!」

JS「捜してたの?」

JJ「だってぇ、楽屋に居ないっし~」

JS「ごめん、ごめん」

JJ「好っきなぁ~子出来たんだってぇ?」

JS「えっ?あっ・・・まぁ」

JJ「どっの子~?」



ジュンスは静かに梨奈を指差した
楽しそうに踊る梨奈がジュンスやジェジュンの目に映る



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JS「梨奈ちゃんって言うんだ」

JJ「ふ~ん。ダンス好きなんっだぁ♫」

JS「連絡先交換したいんだけど・・・どうしたらいいかな?」

JJ「普通に言っえばいいじゃっん!」



連絡先を交換したいジュンスはどうしたらいいのかわからなかった
もし、嫌がれたら立ち直れない自分が居る
でも、連絡先を交換して今より仲良くなりたいと思う自分も居る



本場、ジュンスは梨奈を想い歌い踊った

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YC「今日は随分カリスマ出てるっスね~」

JJ「それはぁ~きっとぉ~♫あっはぁ」

YH「何?」

CM「好きな子が居るからですよ」

JS「だぁーーー!!うるさいっ!」

JJ「さっき~スタジオに居ったからぁ~見てたよぉ~♫」



ジュンスはスタジオ内を隈なく捜した
入口付近で楽しそうに話す梨奈を見付けた瞬間ジュンスは顔が赤くなった



CM「あぁ~顔赤くして、気持ち悪いですよ」

JS「だって・・・」

YC「絶対見てたでしょ~良かったね、ジュンスぅ~」




一人騒ぎながら楽屋に戻るジュンス
梨奈は東方神起の名前は知ってるもののメンバーの名前や歌まで知らないでいた







いつもと変わらない分刻みの仕事
それはジュンスにとってはいつもの事で当たり前のような日々だった


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JS「あの子・・・可愛い」

CM「どの子?」

JS「あの歌手のバックダンサー。ポニーテールしてる子」

CM「う~ん・・・僕はタイプじゃない」

JS「チャンミンのタイプはどうでもいいよ」



有名歌手のバックダンサーを勤める梨奈に惹かれたジュンス
梨奈はまだ自分に惹かれた事なんて知る由も無い


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JS「・・・あのっ!」



TVの収録後ジュンスは梨奈を見かけ意を決して話しかけた


「・・・はい?」

JS「あの~・・・僕はジュンスですっ」

「私は梨奈です」

JS「ダンスすごっいですねぇ!上手でしたよ」

「あっ、ありがとうございます」

JS「楽しそうに踊ってて、僕まで楽しくなりましたよ~」



東方神起のジュンスに話しかけられた梨奈は驚きを隠せないでいた
そんな事をお構いなしかのように話すジュンス
初めて話した2人はこれからどんな事が起きるかなんて想像も出来ずにいた



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JS「あっはぁ~//」

YC「ジュンスぅ~気持ち悪いよ~」

JS「にゃはははは~♫」

YC「何あった?」

JS「僕、シア・ジュンス、恋をしましたぁ~♫」



ジュンスは話した事が何より嬉しくて宿舎に帰ってもずっと顔が緩みっぱなし
梨奈の顔を思い出してはニマニマし
メンバーの冷たい視線を物ともせずに気分が良かった


一方、梨奈は大好きな彼氏とデートをしていた
付き合って数ヶ月の彼氏
誰よりも大好きな存在で大切な存在



ジュンスと梨奈の物語は
まだ始まったばかり・・・