東方神起・JYJ 〜L♡VE Paranoid Fiction〜 -3ページ目


photo:01


CM「おまっ!何で居んだよ?!」

KY「お前の叔母さんに鍵借りた♬それよりさ、もっと早く気付けよ」

CM「勝手に入って来んなよ」

KY「まだ太陽出てるよ?チャンミンくん♬」

CM「何しに来たんだよっ」

KY「休暇貰ったから2人に会いに来たのに。お邪魔だったね」

CM「帰れっ」

「キュヒョン。ごめんね?」


photo:02


KY「いいよ。それより何か食べに行かない?腹減った」

CM「だ~か~ら~」

「何食べようか?」

CM「はぁ?!」

「いいじゃん。せっかくキュヒョン来てくれたんだし」

CM「わかった。なら一時間俺に頂戴」

「キュヒョン、行こう」



突然のキュヒョンの登場で俺はせっかくのチャンスを逃してしまった
何もなかったかのように乱れた髪を直し出掛ける準備をする



photo:03


KY「何食べようかなぁ~♬」

「コレ美味しそうじゃない?」

KY「あっ、本当だ。迷うな」



キュヒョンも優心もギクシャクした感じはなくて安心した
こうやってキュヒョンも居ると高校生の時馬鹿してたのを思い出す
たまには…こうゆうのもいいかもしれない



「チャンミンは何にする?」

CM「俺は~ハンバーグの大盛り」

「わかった」


隣で笑ってる優心は昔と違って俺の彼女になったけど
3人で居る時は、ただの幼馴染になって
たくさん笑ってたくさん話して…



いつか小さな仲間も増えて…
将来も一緒に笑っていたい


いつか・・・優心にプロポーズするから
だからずっと俺を信じて待ってて




俺の最愛の優心・・・






~END~



つい最近俺は会社近くに引っ越して来た
オフホワイトの壁にそれなりに綺麗に見える街並み


photo:01



「やっぱりチャンミンだね。綺麗な部屋」

CM「汚い部屋は嫌だから」

「何で怒ってるの?」

CM「手。出しちゃダメなんでしょ?」



優心はベランダに出て街並みを眺めてた
俺の質問には答えてくれない



CM「俺さ…優心を愛したいんだよ。心も身体も。優心の全てを俺に頂戴」



聞こえるのは鳥の鳴き声だけ
微動だにしない優心の元へ行った


photo:02


CM「どうした?」

「本当に…私でいいの?」

CM「今更何で?」

「私…キュヒョンと…」

CM「優心覚えてない?高校生の時、俺の誕生日」

「覚えるよ…」

CM「結果的には俺が先じゃん?それに俺は気にしないよ。例えキュヒョンに抱かれてても。優心は優心でしょ?」



俺は優心を抱き締めた
優しい香りが漂う
俺の好きな香り


photo:03


CM「優心…好きだよ」


俺の言葉を合図に優心は目を瞑った
軽いキスから徐々に深くなるキス
一秒でも離れたくなくて息が詰まる程キスをした



優心の手を引きベッドへ移動し
柔らかいベッドの上へ優心を寝かせた
恥ずかしそうに顔を紅くする姿も愛おしい


キスを落としながらボタンを外していくと白くて柔らかそうな肌が現れる



「チャン…ミン…」

CM「ん?」

「止め…て…」

CM「どうして?」

「あそこ…」



優心の視線を辿ると・・・






日本へ帰ってから俺達は仕事が忙しくなりながらも恋人の時間を楽しんだ


photo:01


CM「俺、ストレートの方が好き」

「私結構気に入ってるんだけど」

CM「似合うけどさぁー…パーマなんてしなくて良かったのに」



休日のデート
長くて黒いストレートだった髪が緩やかなパーマが掛かってた
何処かにあどけなさが残るけど大人の女性になっていく優心



付き合って数ヶ月
喧嘩も今のところない
と、言うより俺が我慢してると言った方がいい
全て優心の観たい物・食べたい物・行きたい所に合わせてる



CM「あっ、そう言えばキュヒョン。彼女出来たって」

「そうなんだ。良かった」

CM「キュヒョンの彼女見に…韓国行くか」

「いいよ。今度は観光したいな」

CM「俺が案内するよ。色んな所行こう」



photo:02



助手席に座り満面の笑顔で頷く優心
俺の大好きな…彼女



CM「で。今日は何処行く?お姫様」

「チャンミン、引っ越したんでしょ?荷物整理したの?」

CM「うん。完璧」

「じゃ~チャンミンちに行く」

CM「俺んち?それって・・・」

「変な事しないでね?ただ新居見たいの」

CM「俺も男だからしないって約束出来ないけど」

「したらパンチするもん」




俺の彼女になってから俺は未だに抱いてない
キスから先に進めれない
すぐ優心は生理だからとかそんな気分じゃないとか言って逃げられる
ごく一般的な20代の男として俺は我慢出来ない
好きな女を抱きたいと思うのは普通なのに・・・







photo:02


どの位寝ただろうか
ふと抱き締めてた腕が軽くなるのを感じた




「창민 ... 좋아 ... 사랑해」
(チャンミン…好き…愛してる)



その声は紛れもなく優心でずっと求めて来た言葉達だった


逃げるようにベッドから立ち上がる優心の腕を捕まえた



photo:01


CM「 사랑해」
(愛してる)



抱き締めると背中から手の温もりが伝わる
俺は今まで感じた事のないぐらい倖せだった
やっと…やっと俺の想いは報われたから…




photo:03


CM「俺今すっげぇ心臓バクバクしてる」

「今までごめんね…?チャンミン」

CM「もういいよ。気にしない。優心が俺の彼女になったんだし」



泪を溜めながら優心は微笑んだ
瞬きをすると綺麗な雫は頬を伝う
朝陽に照らされた雫はまるでダイアモンドのように輝いてた





photo:04


KY「良かったな、優心」

「うん。キュヒョン…」

KY「謝らなくていいからな。俺は何もしてないし。優心が頑張って言ったんだから。な?」

「큐효나 ... 고마워…」
(キュヒョナ…ありがと…)



キュヒョンは優心の髪をわしゃわしゃと撫でていた
あいつなりの照れ隠し


空港まで送ってくれたキュヒョン
最後は優心を抱き締め一言言うと手を挙げ出口へと向かった




photo:05


CM「行くぞ、優心っ」

「あっ、うん」

CM「何言われた?」

「内緒~♬」




もし…キュヒョンが居なかったら…
キュヒョンが俺に迎えに来いって言わなかったら
今の俺たちはなかったに違いない



キュヒョン…ありがとう…



俺たちはそう感謝しながら日本へ帰った









キュヒョンから言われた一言で俺は慌てて韓国へ来た
空港まで来てくれたキュヒョンと優心
助手席に座る優心の表情が読み取れない
俺の問い掛けにも無言のまま


photo:01



苛立ちよりも虚しさが込み上げるのは何故だろう
こんなにも優心を愛してしまったからなのか?






photo:02


CM「俺に話しって?」

「・・・」

CM「嫌い…とか?ウザいとか?」

「・・・」

CM「まだ…キュヒョンの事好きだとか?」

「・・・」



ずっと俯いたまま微動だにしない優心
嫌われたら、どうしよう…
キュヒョンがまだ好きだったら…
沈黙が続く中俺は色々考えてしまった



しばらくすると右肩に懐かしい重みを感じた

こうゆう状態で普通寝るか?

でも…何だか嬉しかった
優心の香りに重み
全てが愛おしい…



photo:03


KY「普通寝ないよな…」

CM「優心らしいけど」

KY「相当眠たかったんだな」

CM「俺さ…」

KY「ん?」

CM「優心が何処にも居なくてすっげぇ心配だったんだ…俺の前から居なくなったらどうしようって」



ゲームのコントローラを置き優心と俺を見た



photo:04


KY「羨ましい?俺のトコに来て」

CM「・・・うん」

KY「随分素直だな」

CM「それだけ…こいつが好きって事」

KY「普通さ、元カレ目の前にして言う?」

CM「例えお前が元カレでも俺の親友だし、元カレだと思ってない」

KY「あっそ」




キュヒョンと恋人同士だったのは変わらない過去
でも俺はそんな事気にしない
優心は優心であって俺の好きな人…




好きだと言ってもまだ一方通行だけど
いつか…いつか俺の想いは報われるって思ってる




キュヒョンはリビングで寝ると言い出し部屋を出て行った
俺は優心を抱きしめベッドへ沈んだ