東方神起・JYJ 〜L♡VE Paranoid Fiction〜 -2ページ目



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JJ「優心~起きて~」


華奢な身体のくせに胸は大っきくて
長い睫毛に
筋の通った綺麗な鼻
僕を惹きつける唇
全てが完璧な程の君が僕の隣で寝息をたてていた



「まだ・・・眠い・・・」

JJ「今日休みっだよぉ?デートしっよー!」

「ゔーん・・・」



僕の胸に蹲り抱き付いて来る君がとてもじゃないけど愛おしい
初めて抱いた昨日
薄っすらと灯りが差し込む中
徐々に露わになる身体を目に焼き付けた


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1番最初の彼氏だったら最高だったのに
君を想えば、想う程独占欲が増して
色んな君をもっと、もっと、、
見て愛してあげたいと思ってしまう




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JJ「早く行こう」


手を差し伸べれば君の小さな手が重なる
僕が笑えば君も笑う
そんな些細な事でも幸せを感じるのは僕が君を好きすぎるからなのかな?



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JJ「僕と一緒に韓国に行こう」


そう告げたのは日差しが暖かいある日だった
僕の家族に会わせたい
将来を考え出した僕なりの行動だった





でも・・・こんな事言わなきゃ良かったんだ











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JJ「ねぇーこっこで寝たら風邪ひくってぇ!」


薄っすら瞳を開け僕と視線がぶつかる
酒が入ってるせいか紅潮した頬
何度もキスした事あるのに惹かれる唇


JJ「そんな顔したらキスするよ?」

「…ぃぃ…ょ…」


聞こえるか聞こえないかの声で君はそう言った
磁石のように引き寄せられ何度も求めた
首に回された腕は僕の勘違いではない?



「ゔっ…ジェジュン…」

JJ「へ?なにっ?」

「ヤバイ…」


小さな手で口元を覆う
慌てて洗面所へ行かせ君が楽なようにずっと背中を摩ってた
好きでたまらない君のそんな姿を見たって嫌にはなれない
逆に愛おしく感じてしまう



「…ごめん」

JJ「なんで謝る?」

「だって…」

JJ「吐いた事?ぼっくはーじぇんじぇん気にしないけど?」



ふと君の瞳から大きな涙が伝った
そして小さな声で話し始めた



「私ね…前の彼の事…忘れられないの」

JJ「・・・」

「彼は“すぐ迎えに来るから。だから待ってて欲しい”って…そう言って自分の国に帰った」

JJ「自分の国?」

「うん…ジェジュンと同じ韓国出身だった」

JJ「・・・」

「必死で仕事して彼が迎えに来てくれるのを待った。だけど…2年経っても彼は来ない」



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JJ「そんな男…忘れてよ。僕を見て。僕だけ…見て」

「・・・」

JJ「キスしたでしょ?嫌なら拒否出来たっよね?だけどしなかった。それはっ」

「ジェジュンの事…好きだよ。好きだけど…彼の事」

JJ「いいよ。無理に忘れる事しなくていいっから。僕がたくっさん愛情あげるっから。だから…僕の彼女になって」

「ジェジュン…」

JJ「ね?泣かせたり~悲しませたり、しないって約束するから…」



幾度となく流れる宝石
キラキラと輝きを増す
抱き締めたら君は背中に手を回し僕を抱き締めてくれた



JJ「今日っから僕の彼女」

「…うん」

JJ「あっはぁー!!うっっれしぃー」



もう君から綺麗な宝石達はなくなり
照れたような笑顔を僕の腕の中から見せてくれた



キスをしたら止まらなくなって・・・








同じ部署内で君の親友が寿退社する事になり送別会が開かれた
いつもなら一切参加しない君
今回は久々に参加する事になり、他の男性社員も張り切って居た



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君の目の前を陣取った僕はずっと君を見ていた


「ありがとうございます」


そう言いながら次から次へとグラスに注ぎ込まれるビール
それを一つ一つ丁寧にお礼を言っては呑んで行く


JJ「顔…赤っいよ?大丈夫?」

「…うん」

JJ「弱いでしょ?」


小さく頷くと赤ら様に具合悪い様子だった
でも親友の送別会のためか周りに同僚や親友が居る時は笑顔で頑張っていた





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送別会も終わりゾロゾロと店を出る
2次会に行くと騒ぐ奴らを尻目に君が出て来るのを待った


JJ「行くよ。送って行く」

「2次会行くって」

JJ「ダメ。潰れてー他の男に襲われる」

「でも…」

JJ「いいから。早く帰った方がいいっ」



君の手を取りみんなが居る場所と反対に歩いた
後ろで僕たちの名前を呼ぶ声が聞こえる



タクシーに乗り君が住所を告げた
あまり離れて居ない事に驚く
ただ君は安心しきったように僕の肩で眠りに着く
だけどいくら揺すっても起きる気配はなく仕方なく僕の家に向かった



JJ「優心ちゃぁーんっ!起きて下っさぁい!!」


スカート姿の君を背負う事も出来ずマンションのエントランスで立ち往生してしまった



抱いて行くのは簡単だけどそうすると理性が保たない
どうにか歩かせたかった


「ジェ…ジュン…?」

JJ「ん?起きったぁ?」

「喉乾いた」

JJ「わかった。じゃ部屋まで歩って?」



フラフラの君を支え部屋まで何とか歩いた
玄関に座ったまま動かなくなり壁に寄り掛かっている



この夜を境に僕たちの運命は劇的に変わった・・・









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JJ「いっつにーなったらぁー、付き合ってくれんのぉ?」

「だから付き合わないってばぁ!」

JJ「じゃなっんでぇ、キッスしたりしてもー嫌じゃないの?」

「じゃ叩いて拒否していいの?」

JJ「んー…叩くのっはぁー暴力。だっから、僕と付き合えばいいっじゃぁん」

「だから~」


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JJ「わかっったぁ!!」

「ん?」

JJ「僕がーおっとこ前だから気になるんだ?」

「一言いい?」

JJ「なっにぃー?」

「元カレの方が男前だったよ」


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JJ「あっははははははは~ひっどーい」




たまに君は毒舌になる
正直そう言われた時はショックだった
でも元カレには負けたくないし
必ず僕の彼女にする




数ヶ月僕たちの曖昧な関係が続いてた
そんなある日だった・・・







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日本企業に就職して早数年
転勤を気に俺の人生は変わった


ーAngelー


僕にとっての天使に出逢えたから




JJ「あっ!優心っちゃぁん♫ご飯いっこー♫」

「また?」

JJ「いいじゃぁん!ぼっくと~ご飯♫」



猛烈にアタックしてるのに嫌がれたり
僕から逃げたり
そんなのがずっと続いてる
でも僕はこんなんじゃ負けないよ?




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JJ「優心~目にゴっミ入った~!!いったぁーい!」

「うそ?大丈夫?」

JJ「早く取って」



目にゴミなんて入ってないけど
僕だけを映してる目を見たくて顔を近付けた
軽く"チュッ"って唇にしても君は冷静な顔
何度も・・・何度もキスはして来たけど
君は僕に振り向いてくれない
一線は越えてなくても変な関係



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JJ「今のキスどうだった?」

「普通」

JJ「ふっつーってなっんだよぉ!!」




こんな子初めて出逢った
僕に迫られてもビクともしない
キスしたってぎゅーって抱きしめても冷静な顔で居る



僕は・・・本当の愛する意味がわかったのも
全て君のおかげ
だから僕の愛を君に抱えきれないほど捧げようって決めたんだ