俺は少しだけ…優心に言った言葉を後悔した
本音は韓国まで付いて行くと言われた時嬉しくて…結婚してもいいと思ってた
だけど、優心の中に居るのは俺じゃなくチャンミン
ミナと付き合ったばかりだけど
俺が優心と別れたらチャンミンは見捨てないはず
必ず優心の傍に居てくれる…
そう思ったからこそ、あんな酷い事を言ってしまった
チャンミンは何も言わないけど
ミナと別れて優心を迎えに行くだろう
小さなキャリーケースを引き俺は搭乗ゲートに向かった
ー優心、傷付けてごめんなー
そう心で言うと俺の耳に愛おしい声が聞こえて来た
「キュヒョーーーン!!」
ゆっくり振り向くと息を切らせた優心が立っていた
「고마워. 미안해 ... 규현. 힘들 었지?」
(ありがとう。ごめんね…キュヒョン。辛かったよね?)
KY「나야 말로 ... 미안. 저런 말을하고 ... 나 ... 행복 했었어」
(俺こそ…ごめん。あんな事言って…俺…幸せだったよ)
「규현 것 ... 잊지 않을거야? 사랑 해 줘서, 고마워. 나도 행복 했었어」
(キュヒョンの事…忘れないよ?愛してくれて、ありがとう。私も幸せだったよ)
優心の顔には泪はなかった
あんなに酷い事を言ったのに俺に笑顔をくれた
大好きな…優心の笑顔…
KY「한국에 놀러 와서. 안내하기 때문에 ... 창민과 와라 ... 절대」
(韓国に遊びに来て。案内するから…チャンミンと来いよ…絶対)
「그래 ... 간다. 갈테니까. 멋진 그녀 만들어주세요? 약속이야?」
(うん…行く。行くから。素敵な彼女作ってね?約束だよ?)
俺は頷きそっと優心を抱き締めた
感謝の気持ちと優心の温もりを…優しさを…愛しさを…忘れないように…
優心もまた俺の背中に手を回し強く抱き締めてくれた
KY「じゃ…またなっ!!身体壊すなよ」
「キュヒョンこそ」
こうして俺たちの恋人生活は幕を閉じた
飛行機の中で俺は嬉しさと哀しさが混じった泪が幾度も流れた…

