板倉とフランケンシュタインとの関係性
〇小説『フランケンシュタイン』とは
メアリー・シェリー原作の1818年発表のゴシック小説。フランケンシュタイン博士はある日、物質に生命を吹き込むことに成功し、墓場から持ち出した死体を使って、『怪物』を造り出す。外見が醜かったので、次第に人間社会から迫害され、孤独を覚え、人間を憎むようになった『怪物』は、博士に自分のパートナーとなる『怪物』をもう一体造れと要求するようになる。『怪物』による監視と脅迫の恐怖に屈した博士は、一旦は『怪物』の要求を受け入れる。しかし、『怪物』の残虐な内面を恐れ、そんな残虐な『怪物』が更に増加することを恐れた博士は、『人類のため…』と言い、造りかけの『怪物』を粉々に破壊した。これに激怒した怪物は、博士の花嫁を殺害し逃亡。復讐を誓った博士は、『怪物』を追って旅に出た。博士の遺体を見た『怪物』が自殺のため北極海へ向かったところで作品が完結している。
〇板倉とフランケンシュタインとの関係性
・作者シェリーと灰原のコードネームが綴りこそ違うものの同じシェリー。
・しかも灰原と血縁関係があるとされている領域外の妹がメアリー母さんと呼ばれている。メアリーとシェリーを合わせるとメアリー・シェリー。
・失った元の姿を取り戻すために組織に復讐を誓い、組織の真実を探すコナンは博士と境遇が似ていないか。
・『怪物』による監視と脅迫の恐怖に屈した博士が一旦は『怪物』の要求を受け入れる描写は板倉の境遇に酷似。
・板倉も博士同様に「人類のために」完成を断念。
・組織の目的or板倉の開発していたソフトは物質に生命を吹き込むことに関連があるのではないか。