アイルランドのアクセス解析会社StatCounterが行っている週間の世界ウェブブラウザ市場調査で、グーグルが提供する「Chrome」が、それまで1位をキープしていたマイクロソフトの「Internet Explorer(IE)」をおさえて、初めて世界シェアNo.1となった。
「Chrome」が1位となったのは、2012年の第20週(5月14日~20日)で、そのシェアは32.76%。2位となった「IE」のシェアは31.94%で、その差は1ポイントにも満たない僅かなものだった。
かつてはウェブブラウザといえば「IE」、その次が「Firefox」といった時代が長かったが、近頃は「Chrome」が急激にシェアを拡大。今回ついに1位の座に躍り出たわけだが、日本のネット住民たちはどう感じているのだろうか。2ちゃんねるの「【速報】ChromeがついにIEを抜きwebブラウザの世界シェアNo.1に」というスレッドを見ると、「Chrome」に対して、
「これ以上使いやすいブラウザは無いしな」
「ブックマーク以外は満足」
「やはり拡張は便利だは 」(編集部註:原文ママ、「Chrome」では様々な機能を追加することができる)
などの好意的な意見が多く寄せられており、日本でも「Chrome」支持派が増えているようだ。しかし、同じ週の日本でのブラウザ市場を見てみると以下のような結果となっている(StatCounter調べ)。
1位 Internet Explorer(52.59%)
2位 Firefox(19.66%)
3位 Chrome(17.67%)
なんと1位の「IE」が半数以上を占めており、「Chrome」は3位で20%にも満たないのだ。ネット上での評判は高い「Chrome」だが、日本でのシェアはこれからというのが現状のようだ。
(R25編集部)
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