【肥満とは❓】
日本肥満学会では、脂肪組織に脂肪が過剰蓄積し「BMI」が25以上である状態を肥満と定義しています。
「BMI」とは、「Body Mass Index」の略称で、肥満や低体重の判定に用いる指数のことです。『[体重(kg)] ÷ [身長(m)の2乗]』で求められます。
【肥満のメカニズム】
「摂取カロリーが消費カロリーを上回ることで、脂肪が蓄積されて体重が増える。」というのが、基本的な肥満のメカニズムです。
【肥満の原因となる生活習慣】
●食べ過ぎ
肥満の1つ目の原因は、「食べ過ぎ」です。
摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、脂肪が蓄積されて体重が増えます。
「食べ過ぎ」の場合は、摂取カロリーが増加します。消費されずに余ったエネルギーは、脂肪として蓄積されていきます。
食べ過ぎを防ぐ為には、1日1食健康法を実践することがオススメです。
●早食い
肥満の2つ目の原因は、「早食い」です。
通常、食事を開始してから満腹感を感じるまでには、ある程度の時間を要します。しかし、早食いをすると「満腹感を感じる前に沢山食べてしまうので、肥満に繋がる」と考えられています。
●運動不足
肥満の3つ目の原因は、「運動不足」です。
摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、脂肪が蓄積されて体重が増えます。
「運動不足」の場合は、消費カロリーが減少します。消費されずに余ったエネルギーは、脂肪として蓄積されていきます。
●睡眠不足
肥満の4つ目の原因は、「睡眠不足」です。
睡眠不足と食欲に関わるホルモン分泌の関係性についての研究がされています。
この研究によると、「4時間睡眠を2日間連続で続けただけで、10時間睡眠の時よりも食欲を抑制するホルモン(レプチン)が減少し、食欲を増幅させるホルモン(グレリン)の分泌量が増加する」ということが明らかになっています。
睡眠と生活習慣病との深い関係 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
【肥満を断食で治すメカニズム】
●摂取カロリーが0になり、体重が減少する。
「摂取カロリーが消費カロリーを上回ることで、脂肪が蓄積されて体重が増える。」というのが、基本的な肥満のメカニズムです。
断食をすると、食事しない分食べる量も0になるので、摂取カロリーが消費カロリーを大幅に下回り、結果的に体重を減らせるのです。
●便通が劇的に改善され、排泄物によって体重が減少する。
食べ物を消化するのに、実は莫大なエネルギーを消費しています。
断食生活では、食べ物の消化に使うエネルギーを排泄に回せるようになるため、スムーズに排便排尿を行うことが出来ます。
排便排尿がスムーズに出来るようになることで、デトックスが促されて体重が減少するということです。
●脂肪が分解される。
私たちの身体は、食べ物から得られる糖質(グルコース)で、エネルギーを生産しています。
消費されなかった糖質は、グリコーゲンとなって一時保存されますが、保存できる量に限界があります。そこで過剰摂取した分の糖質は、中性脂肪として肝臓や筋肉に蓄積されます。
断食をすると、食べ物から糖質を摂取することが無くなる為、一時保存されたグリコーゲンからエネルギーを生産します。一時保存されたグリコーゲンは2~3日間の断食によって失われます。
グリコーゲンの貯蓄が無くなると、中性脂肪やアミノ酸を燃料としてエネルギーを生産します。しかし、中性脂肪のままではエネルギーとして使用できません。そのため、トリグリセリドと脂肪酸に分解され、さらに脂肪酸はケトン体となって、エネルギー源となります。
要するに、断食をすると、エネルギーの生産源が糖質から脂肪に変わる為、脂肪が分解されるということです。
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