昨日お休みだったんですが、会社では大変な事件が発生!
会社ってよりはお客様ですが。
昭和の高度成長期、別荘はお金持ちの買うものでした。
バブル期に一億総中流とか言われちゃって、
サラリーマンでも別荘買い始めて、
「金帰月来」なる言葉が流行ったのね。
「金曜の会社が終わって都会から別荘にやって来て、月曜の朝に都会へ戻る」
ってなことですが。
あのころは「セカンドハウスローン」まで流行っちゃって。
当時のあたしゃまだ銀行員だったので何件も取り扱ったなぁ。
そう言うアタクシも土地は買っていたが、
建物はローンでしたよ、ただ別荘じゃなくて住んでますが。
ウチも最初は別荘の予定だったので人様のことは言えぬ。
今じゃその頃の別荘が中古でお手軽価格で出てるので、
若いサラリーマンでも週末の拠点に買う人が結構います。
お金持ちばっかだった頃、至れり尽くせりサービスが受けて、
「庭の草刈り」「木々の枝打ち」「薪の配達」「煙突清掃」
挙句の果てには「敷地内の雪かき」まで請け負ってた。
いや、減ったとはいえ今でも請け負ってますが。
最近の中古別荘買った人は、
「すべて自分でやる」
って人が多いんですよ。
草刈ったり、木を切ったり、薪を割ったりが楽しいんでしょ。
ウチの草刈りは4~10月くらいで、月に2回ペース、
木は切り尽くしたけど、薪割り大変、何もしたくない!
さて、夏休み期間に突入し、那須は親子連れが増えてきて、
近年別荘買った連中もわんさかやってきます。
シーズン前ですが、13~15日の3連休、
お得意様が隣の家の草刈りの石ハネで、
リビングのガラスを割られてしまったと。
連休だから業者は休みなんだけど、
「来客もあるし、費用は相手が払うから急いで直して!」
と、個人経営の業者に連絡して休日特別料金で、
即日直したのだ。
リビングの大きなガラスで、しかも高所まで一枚板、
20万近くしまして、やった人ショックでしたでしょうね。
請求書郵送、支払いは振り込みだったので、
見た事も会った事もありませんけどね。
ここで注意したいのは、刈払い機の使い方には2つあって、
チップソーって丸い鋸の刃で刈るタイプと、
ナイロンのヒモを回転させて刈るタイプがあります。
ヒモは草が飛び散ってキレイに粉々に刈れるが、
ヒモに当たった石が飛んでアブナイ。
刃はキレイに刈るのは難しいけど、太い篠竹も刈れるし、
石が飛びにくい、ただ人に当たると大きな事故になる。
初心者はまず刃なんですよ。
「刃はアブナイ」とか言う人もいるけど、
まずは基礎知識をつけてからの刃!
ハナっからヒモなんてもってのほか!
だから新品の刈払い機にはヒモじゃなくて刃が付いてるの!
石飛ばないし、誰も近寄らないようにすればいいだけ。
で、昨日の事件。
昨冬に中古別荘を買って、春からセルフビルドでリフォーム、
2~3年かけて自分でやると意気込んでました。
こういう人の7割くらいは、途中で力尽きて、
結局業者に依頼する人が多いんですよ。
なまじシロウトが手をつけちゃったもんだから、
余計にお金と時間がかかるケースもあるしね。
ウッドデッキに憧れがあるらしく、
ただの窓を、壁を抜いて下まで切って、
掃き出し窓に改造してるんです。
他人事だし、何を言っても耳を貸さない時期だから言わない、
でも、もっと簡単は方法があるんだよね。
会社に近いので、たまに進み具合を見てますが、
ひとつひとつ進めればいいのに、いっぺんにあちこち、
このままじゃ10年以上かかるんじゃね?とか思ったり。
特に草ぼうぼうの場所に角材とかの資材置いてて、
作業効率が悪そうなことこの上無し!
本人も気づいたのか、通るたびに雑草が刈られ始めまして。
分かりますよ、草なんて刈るより早くやりたい事したいのは。
でも、作業効率のために刈らざるを得ない。
ジャングル状態の雑草はまず刃で刈るのが鉄則、
それなのに、あとがラクだからとヒモで刈ってたらしい。
人づてで聞いた話だから確証は持てないが、
結果からしておそらくヒモ。
昨日のお昼過ぎ、自分の4歳の娘の目に飛んだ石がヒット、
救急搬送されたのだ。
掃き出し窓の工事個所にカギが未設置なので、
開かないように応急処置して欲しいと奥さんから依頼があり、
業者に対応してもらったんだけど。
もしかするとこのまま片目の視力を失うかもしれないと。
いくら節約でも、いくらシロウト作業でも、
安全をおろそかにしちゃいけないって事ですね。
何とか回復してくれればいいんだけど、
治っても何らかの影響は残るのかなぁ・・・。