人は年を取ると若い頃のことを思い出すのであろう。
アタクシがふとホームシックになったことは書いた。
近年、やはりホームシックになってるヤツラがいるのだ。
バブル期に家を売って引っ越した同級生のタナカとトミタ。
昭和末期から平成初期、アタクシが大学の頃ね。
タナカ家は草加駅前のマンション、
トミタ家は越谷の一戸建てを買って、
そこに住み始めたのである。
社会人になって、両者ともに東京へ通勤、
アクセスも悪くなく、ラッシュがイヤなのを除けば、
環境も悪くないと言ってた。
なのに、数年前から実家のあった場所が懐かしいと言う。
実際に売ったのは親だから、本人たちじゃ無いしね。
そして青春を過ごした御徒町、上野、入谷で吞みたがる。
戻って来たいらしいが、もはや都心にマンションなど、
庶民には高根の花である。
実際、当時手にしたお金はタナカは使いきった、
トミタは兄弟で分けたって言うし。
ネコの額ような土地でも、売らなかっただけウチはマシか。
老後は絶対に東京へ戻るぞ!
実家の跡地に小さな家を建てるのだ。
どうせ後継ぎも居ないし、死んだら親類に相続だ。
貯えが無くなったらリバースモーゲージで生活費借りて、
親戚にはビタ一文残さねえ!
って言うか、残してもいいけど、
早く東京へ戻りてぇ!