Pin1 阻害剤が新型コロナウイルスの複製を効果的に阻害 | フレイルも認知症も減らない日本

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ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

ムダなドクチンなんて
無くしましょう

ちなみに 
Pin1 とは
Peptidyl-prolyl cis-trans isomerase 
NIMA (never in mitosis A)-interacting 1  のこと



プレスリリースより


ストレス時や
免疫低下時に
増殖するヘルペスウイルスを、
薬剤耐性なく強力に抑制する方法を新たに発見

~B 型肝炎等の多くのウイルスに効果的な治療法の確立に向けて~


【本研究成果のポイント】

•単純ヘルペスウイルス 1 型(HSV-1)という
ウイルスの増殖を抑える方法を新
たに発見しました。
・この方法を応用することで、
様々なウイルスに効果的な新しい治療方法の確立に
つながる可能性があります。

【概要】

広島大学大学院医系科学研究科、
東京大学薬学部、
東京薬科大学、
アメニス・バイオサイエンス社の研究グループは、
Pin1 という酵素を阻害することで、
単純ヘルペスウイルス 1 型(HSV-1)の増殖を
強力に抑制することを明らかにしました。

本成果は、
宿主因子を標的とすることで薬剤耐性化を回避し、
ヘルペスウイルスのみならず
多様なウイルスに有効な新しい抗ウイルス戦略につながる
と期待されます。

【背景】

単純ヘルペスウイルス 1 型(HSV-1)は
世界人口の 50〜90%が感染しているとされる
極めてありふれたウイルスです。

普段は神経細胞の奥に潜伏しており
症状はありませんが、
ストレスや疲労、発熱や免疫力低下などの
様々なきっかけで再び活動をはじめ、
症状が現れます。

具体的には、
口唇ヘルペス
(唇や口のまわりにできる水ぶくれやかさぶた)
ヘルペス性角膜炎
(目の充血、痛み、視力低下等)、
ヘルペス脳炎
(高熱、激しい頭痛、意識障害、記憶障害等)
などを引き起こします。

このウイルスに対する既存の治療薬は、
ウイルスそのものの働きを
直接阻害するものなのですが、
その仕組み上、
ウイルスが治療薬に対して
耐性をもってしまう問題がありました。

よって、
従来の手法以外の新たなアプローチが
可能な治療法の開発が求められていました。

【研究成果の内容】

新しい治療法の開発に向けて、
我々は「Pin1」に着目しました。

「Pin1」は人の細胞がもっている酵素の一種です。

そもそも、
ウイルスは自分だけで
増殖することはできず、
人の細胞の仕組みを借りることで増殖します。

この時、
ウイルスの増殖には「Pin1」が必須である
ことが知られていました。

そこで、
「Pin1」をつくりだす遺伝子を
ノックダウン(遺伝子の働きを弱めること)し、
細胞内の「Pin1」を減らしたところ、
ウイルスの増殖を
大きく抑えることに成功しました。

以下、具体的な研究成果です。

•Pin1 遺伝子のノックダウンにより、
HSV-1 の増殖と
主要構造タンパク質 VP5 の発現が顕著に低下

•Pin1 阻害剤 H-77 は低濃度(EC50 = 0.75μM)で 
HSV-1 増殖を抑制し、
細胞毒性はほとんど認められない

•新規 4 化合物(H-958, H-1134, H-1209, H-1211)も強い
増殖抑制効果を示し、
特に H-958 と H-1134 は
ウイルス DNA 放出をほぼ完全に阻止

•ウエスタンブロット解析で、
HSV-1 の即早期タンパク質 ICP0 
および
後期タンパク質 gC や VP5 の発現が著しく減少

•免疫蛍光・電子顕微鏡観察で、阻害剤処理細胞では
核ラミナが厚くなり安定化し、
ウイルスヌクレオカプシドが
核内に留まり核外へ輸送されないことを確認

【今後の展開】

我々はすでに Pin1 阻害剤が、
新型コロナウイルスの複製を効果的に阻害すること
を明らかにしていますが、
今回の研究により Pin1 阻害剤は、
ヘルペスウイルスのみ
ならず、
B 型肝炎ウイルス、
HIV-1 など複数のウイルス複製にも関与する宿主因子を
標的とするため、
広範なウイルス感染症治療に
応用できる可能性があります。

今後は、
化合物の最適化、
安全性評価、
動物モデルでの有効性試験を経て、
臨床応用を目指します。