名古屋大学 特発性大腿骨頭壊死症に細胞老化関与 | フレイルも認知症も減らない日本

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ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安


SASP
やっと 
身近な研究成果が出てきましたね

既に
他にも色々ありましたけど

アルツハイマー型認知症
同様
早老症にもなる
新型コロナワクチン接種後症候群
にも応用可能でしょう

スパイク蛋白質の制御・分解も
必要ですけどね




プレスリリースより


特発性大腿骨頭壊死症
骨頭に
「細胞老化」を確認




国立大学法人東海国立大学機構 
名古屋大学大学院医学系研究科整形外科学の
岡本 昌典医員(研究当時)、
中島 宏彰 准教授、
今釜 史郎 教授、
同研究科顎顔面外科学の日比 英晴 教授、
同大学医学部附属病院歯科口腔外科の酒井 陽 助教らの
研究グループは、
特発性大腿骨頭壊死症に細胞老化が関与している
ことを新たに発見しました。

特発性大腿骨頭壊死症は、
大腿骨の骨頭部の血流の低下により壊死に陥り、
壊死した骨組織が潰れることで
股関節機能が失われる難治性疾患です。

その原因は明確ではありません。

本研究グループは、
大腿骨頭壊死症患者から
手術時に摘出した骨頭の分析を行うことで、
骨頭内部の健常層と壊死層の間の移行層に
老化細胞の蓄積していることを明らかにしました。

さらに
老化細胞が炎症を引き起こす様々な因子を放出する 
SASP と呼ばれる現象を引き起こし、
大腿骨頭壊死症の移行層に
この SASP 因子が存在することを認めました。

阻血性骨壊死マウスモデルを用いた実験結果では、
細胞老化を抑えることにより
骨の圧潰を予防することが示されました。

本研究の成果により、
特発性大腿骨頭壊死症に対して
細胞老化が新たな治療標的へとなり得る
ことへの臨床展開が期待されます。

本研究成果は、
2024 年 2 月 9 日付の国際科学誌
『Scientific Reports』に掲載されました。

【ポイント】

・特発性大腿骨頭壊死症は、
大腿骨頭の血流低下による
阻血(*1)性骨壊死のために
股関節機能が失われる難病です。

・本研究グループは今回の研究で、
特発性大腿骨頭壊死症と
細胞老化(*2)の関与を明らかにしました。

・大腿骨頭の壊死層のみならず、
修復移行層においても老化細胞の蓄積と 
SASP(細胞老化随伴分泌現象)(*3)が発生している
ことが分かりました。

・阻血性骨壊死モデルにおいて、
間葉系幹細胞培養上清液の投与により
細胞老化を抑制し、
骨の圧潰を予防することが示されました。

・特発性大腿骨頭壊死症における
細胞老化を標的とした
新たな治療法が期待されます。



【用語説明】

*1)阻血:
血流が一時的または永続的に阻まれること。
阻血されると組織は壊死します。

*2)細胞老化:
細胞が様々な原因により
修復不可能な DNA 損傷がおこることで誘導される
不可逆的細胞増殖停止現象です。

*3)SASP
(Senescence-Associated Secretory Phenotype):
細胞老化随伴分泌現象。
老化細胞が炎症性サイトカイン、
細胞外マトリックス分解酵素など
様々な分泌因子を放出する現象です。