ERISAと東京都健康長寿医療センター 脳内アミロイドβ蓄積予測するプログラム研究開始 | フレイルも認知症も減らない日本

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イナビネットより。


ERISA,
東京都健康長寿医療センター
脳内アミロイドβの蓄積
脳MRI画像
により
予測するプログラム開発
に関する
共同臨床研究を開始


(株)ERISAは,地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センターと,人工知能を用いて脳MRI画像と脳アミロイドPET画像の関連性を解析し,脳MRI画像により脳内アミロイドβの蓄積を予測するプログラムを開発することを目的とした共同臨床研究契約を2月26日に締結した。

今回の共同研究により,
同社は,東京都健康長寿医療センター 神経画像研究チーム・PET画像診断 研究部長 石井賢二氏と共同で,脳内アミロイドβの蓄積を脳MRI画像により予測するプログラムの開発を目指す。

現在,アミロイドPETにより,アルツハイマー型認知症と関連していると考えられる脳内アミロイドβの蓄積を直接可視化することができるようになり,アルツハイマー病による認知症発症前の経過が観察可能になっている。

しかし,
その検査費用は高額であること,また放射性薬剤を使用するため被ばくの恐れがあること,検査装置自体が非常に高額であること等から,PET検査は限られた少数の機関でしか実施されていない。

一方,
MRIはPETよりも広く普及し,検査費用も比較的低額であり,放射性薬剤も用いないため,数多くの方を対象とすることができ,スクリーニングに適している。

そこで,
本共同研究においては,東京都健康長寿医療センターにおいて取得された,既存の脳MRI画像と脳アミロイドPET画像のペア300例程度を対象として人工知能を用いて比較解析を行うことにより,アミロイドPETをMRIで代替する可能性を探る。


アミロイドPETと比較して,
より簡便で安価かつ侵襲性の低いMRIにより,脳内アミロイドβの蓄積が予測できることにより,認知症治療薬開発を目指した治験実施時の被験者スクリーニング及び治験薬の薬効評価への利用,認知症早期発見を目指した健康診断への利用,認知症の診断に関する医療現場での利用など,様々な分野での利用が想定される。

同社の位置する島根県は,
全国において高齢化率が常に上位であり,そのような高齢化先進地域より先駆けて,認知症への最新の研究成果を実用化して普及させることは,大きな社会的意義があると考えている。

同社は,今後とも,統計解析技術を核として,医療・介護・福祉の分野で,健康寿命の延伸という社会的課題に地域から挑戦していく。



●共同研究概要

研究題目

脳MR画像と脳アミロイドPET画像のAI(人工知能)を用いた比較解析

研究目的

アミロイドPETによりアミロイドの蓄積が直接可視化され,アルツハイマー病(AD)による認知症発症前の経過が観察可能になった。しかし,その検査費用は高額であり,また放射性薬剤を使用するため,その利用には制約がある。一方,MRIはPETよりも広く普及し,検査費用も比較的低額であり,放射性薬剤も用いないため,スクリーニングに適する。そこで,東京都健康長寿医療センターにおいて取得された既存の脳MRI画像と脳アミロイドPET画像のペア300例程度を対象として比較解析を行いその関連性を調べ,一部のアミロイドPETのMRIでの代替可能性を探ることを主目的とし,副次的に,進行性の軽度認知障害(pMCI)群を両画像とAI(人工知能)及び機械学習的手法により推定する方法も探索する。これらはADの早期発見,発症遅延・予防法の開発と検証にも有用であると考えられる。

研究期間

2019年2月26日から2020年3月31日まで

契約者

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
株式会社ERISA

研究責任者

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
神経画像研究チーム・PET画像診断 研究部長 石井賢二 先生