「多発性硬化症」 若い人に発症 神経系の難病 | フレイルも認知症も減らない日本

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神経の病気。

くだらない本や耳学で
理解できたと思えたら、
勘違いしているだけです。



時事通信より。



若い人に発症 
神経系の難病
「多発性硬化症」


 脳や脊髄、視神経などに起こる炎症によってさまざまな症状が表れ、再発を繰り返す難病「多発性硬化症」。

国内の患者は増加しており、現在2万人ほどいるという。主な症状や原因、治療法について、国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)多発性硬化症センター長で神経内科専門医の山村隆医師に話を聞いた。


 ▽各所に次々症状

 目がかすむ、手足がしびれる、ふらふらして歩けなくなる、気持ちが落ち込むなど、多発性硬化症の症状はさまざまだ。


 山村医師は「最初に右目が見えなくなって眼科を受診、症状が治まったと思ったら、1年後に突然下半身がしびれ排尿ができなくなってしまうというように、時間を置いて違う症状が表れればこの病気が疑われます」と説明。

多発性硬化症という名の通り、炎症が治った後その場所が硬くなることも特徴だという。

 再発するたび入院が必要で、後遺症が残ると歩けなくなったり、失明したりすることもある。

20代、30代と若い人に発症しやすく、男女比は約1対3と女性が多い

磁気共鳴画像装置(MRI)検査の進歩などにより、神経内科専門医であれば診断はかなり容易になってきているという。


▽似た病気に注意


 多発性硬化症の根本的な原因はまだ分かってないが、免疫が誤って自分自身を異物と見なして攻撃する自己免疫疾患の一つではないかと考えられている。

「これまでは治療法のない難病といわれてきました。しかし、研究が進んでいろいろな治療薬が開発されてきており、さらなる再発は防止できるようになってきています」と山村医師。

 一方、多発性硬化症と似た症状が表れる病気として「視神経脊髄炎」がある。

以前は多発性硬化症の一種と考えられてきたが、自分の体を攻撃する「自己抗体」の検査手法が広がり、両者をはっきりと区別することができるようになった。

 「抗アクアポリン4という自己抗体を持っている視神経脊髄炎の患者は、多発性硬化症の治療薬を使うと症状が悪化することもあるという。

山村医師は「症状だけで診断するのは難しいので、かかりつけ医で治療が思うように進まない場合は早めに神経内科を受診してほしい」と呼び掛けている。