コウノメソッドが正義とは笑わせてくれる❷ 『ピック病の軌道修正』 | フレイルも認知症も減らない日本

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Nobody is in possession of the ultimate truth.

ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

レビーピック複合なる病態を
2012年に提唱された
河野和彦大先生は、
第三回認知症治療研究会で
病理基盤で言う
ピックは
数パーセント
しかいない。

しかし

ピック症状を示す状態はもっと存在)

周囲はピック病を考えて、
ピック用
の処方
すべきである。


もはや
凡人には理解できませんてへぺろうさぎ


実践医を辞めてから、
『レビーピック複合』
と診断していた
100オーバーの症例を
全て解析しなおしました。

「剖検せずして確定診断ナシ」
ですが
正真正銘のピック病なんて・・・
◯人でしょうね。


ケースバイケースですが、
ある一定期間、
診察していれば、
ウソかマコトかわかります。



ピック症状
って言うものが、
正確にナニを意味するかは
名古屋大本営 御本人
しかわかりませんけど、
脱抑制的な症状
ならば、
(詳細は池田先生の論文を
参考にして頂ければ・・・)
前頭葉及び辺縁系システムさえ、
可逆的に一時的・短期間的でも、
不可逆的に長期間でも、
一定条件の基
に障害されタラレバ、
厄剤による薬害や
脳血管性認知症でも・・・
ナンでも起きることは
ジョーシキでよね❓


交通事故の
脳挫傷後の高次脳機能障害を扱う
弁護士さんなら、
即席ド素人医者レベルよりも、
遥かにご存知ではないかと思います。


平成も初めの頃、
救急医療に従事していましたが、
交通事故にてICU入院中の
「脳挫傷、
      大腿骨骨折・下腿開放骨折」
ワカモノが折れた脚で大暴れ、
主治医である
先輩ドクターはいつも蹴られていました。


まさか、あれも
ピック症状
ですか?

その青年の
名誉の為に申しておきますと、
もちろん、
受傷後のICUでの大暴れは
記憶にありませんし、
先輩ドクターに深々と
お辞儀して退院されて行かれました。




臨床医は病理の奴隷ではない‼️

コレは名古屋大本営の迷言。
この場合の臨床医は
コウノメソッド実践医でしょうね。

コウノメソッドは
病理学の奴隷
ではない‼️


医学の臨床概念なんて、
日進月歩で常に誤りが
修正されて現在があるのです。
自然科学分野の天文学も同様。
その大昔、
太陽が地球の周り
を回っていたんですから笑い泣き


横道に逸れました。


大昔の論文は
「古典的な記録」として
価値がありますが、
盲目的に尊重する必要は無し。

ピック病の診断は現在も
病理学無くしては確定しません。

大まかに説明しておきますと、
現在の定義は

ピック病
ピック小体病
TDP-43
プロテイノパチー
の一部
ですね。

TDP-43プロテイノパチーは以下。



では、
名古屋大本営が
病理ガチガチ病名である、
ほとんど、
お目にかかれない
【ピック病】にこだわる、
ピック病から離れられない、
ピック病から離れると
『不都合な真実』
ナンなんでしょうね❓


     ・・・ニヤリ            


さて、
お利口毒太を
殲滅する勉強をしましょう。



ニューロフィラメント
(neurofilament:神経細糸)は、
神経細胞内にある
中間径フィラメントのことです。

3種類ありまして、
分子量サイズで
H・M・L鎖に分類されます。

下記の表題にあるNfLとは、
ニューロフィラメント(Nf)L鎖
のことです。

幾つかの知見を活用すれば、
将来的に採血と画像で診断可能
となるでしょう。

画像は今あるものではムリ
笑い泣き




{11530856-A7B1-41A2-A1D9-32DB0322C5F1}




Neurology 2017;88:1–8より。


血中
ニューロ
フィラメント
L鎖

パーキンソン症候群
鑑別診断用バイオマーカー



Blood-based NfL
A biomarker 
for differential diagnosis 
of parkinsonian disorder


ABSTRACT 要約


Objective: 目的


・・・血中ニューロフィラメントL鎖
(NfL)により、
脳脊髄液中のNfLと同様、
パーキンソン病(PD)と
非定型パーキンソン病様疾患(APD)
を高い診断精度で鑑別可能か否か、
測定する為



 To determine if blood neurofilament light chain (NfL) protein can discriminate between Parkinson disease (PD) and 
atypical parkinsonian disorders (APD) with equally high diagnostic accuracy as CSF NfL, and can therefore improve the diagnostic workup of parkinsonian disorders.



Methods: 方法


別々の3つの前向きコホート研究
を利用して、
血中NfL濃度を測定し、
PDとAPDを鑑別する診断精度を調査

 The study included 3 independent 
prospective cohorts: 
the Lund (n=278) and London (n=117) cohorts, comprising healthy controls and patients with PD, progressive supranuclear palsy (PSP), corticobasal syndrome (CBS), and multiple system atrophy (MSA), as well as an early disease cohort (n=109) of patients with PD, PSP, MSA, or CBS with disease duration≦3 years. 
Blood NfL concentration was measured using an ultrasensitive single molecule array (Simoa) method, and the diagnostic accuracy to distinguish PD from APD was investigated.


Results: 結果

血中及び脳脊髄液中
のNfL濃度には強い相関がある

 We found strong correlations between blood and CSF concentrations of NfL (r $ 0.73– 0.84, p # 0.001). 

血中NfLは
正常対照群と差のないPDと比べて、MSA、PSPとCBS患者では増加した

Blood NfL was increased in patients with MSA, PSP, and CBS (i.e., all APD groups) when compared to patients with PD as well as healthy controls in all cohorts (p , 0.001). 

Furthermore, in the Lund cohort, blood NfL could accurately distinguish PD from APD (area under the curve [AUC] 0.91) with similar results in both the London cohort (AUC 0.85) and the early disease cohort (AUC 0.81).


Conclusions: 結論

血中NfL濃度分類は
PDとAPDの鑑別診断に使用可能


 Quantification of blood NfL concentration can be used to distinguish PD from APD. 

Blood-based NfL might consequently be included in the diagnostic workup of patients with parkinsonian symptoms in both primary care and specialized clinics.


Classification of evidence: 
エビデンス分類

This study provides Class III evidence that blood NfL levels discriminate between PD and APD. 


ニヤリこの研究は上から3番目の信頼性

以下のエビデンス分類以外にも、
色々とありますからね


{99AAF366-03B2-4A69-B97A-CCC689DE4178}




GLOSSARY 用語集

APD  atypical parkinsonian disorders; AUC area under the curve; 
CBD corticobasal degeneration; 
CBS corticobasal syndrome; 
CI     confidence interval; 
MSA multiple system atrophy; 
NfL    neurofilament light chain; 
p-tau phosphory- lated tau; 
PD    Parkinson disease; 
PSP  progressive supranuclear palsy; UPDRS Unified Parkinson’s Disease      Rating Scale; 
WML   white matter lesion.


以上がアブスト。


本論文中の図を最後に挙げておきます。
{D339A3C5-A372-40D5-B4A6-2D00B564DB9C}

PDはパーキンソン病
MSAは多系統萎縮症
PSPは進行性核上性麻痺
CBSは大脳皮質基底核症候群