ミトコンドリア分解の一端解明 | フレイルも認知症も減らない日本

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ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

これですから気が抜けません。

コレは昨年末のニュース。

地方紙のニュースすら
知らないで
偉そうなコトは言えません。






新潟日報より。




ミトコンドリア分解
の一端解明


細胞内の小器官「ミトコンドリア」を分解するオートファジー(自食作用)の仕組みを、新潟大大学院医歯学総合研究科の神吉(かんき)智丈教授(機能制御学)の研究グループが明らかにした。

神吉教授によると、ミトコンドリアの一部がちぎり取られるように分解される様子を初めて観察した。

パーキンソン病などミトコンドリアの異常が原因の一つとみられる病気の治療法開発や、創薬につながる可能性があるという。

研究成果は細胞生物学分野の米学術誌「ジャーナル・オブ・セルバイオロジー」に掲載されている。

ミトコンドリアは生命活動に必要なエネルギーをつくり、量や質が適度に保たれないと、さまざまな病気の原因になる。

細胞の自食作用は、細胞内の物質が膜で包み込まれた後に分解される働き。今年のノーベル医学生理学賞に決まった大隅良典・東京工業大栄誉教授が解明した。

ミトコンドリアは増え過ぎたり、質が悪くなったりすると自食作用で分解、除去される。

ミトコンドリアは頻繁に分裂と融合を繰り返しており、小さな断片に対して自食作用が起きると考えられていた。

しかし、分裂をしていないミトコンドリアでも自食作用が起き、膜が一部をちぎり取るようにして分解することが研究グループの観察などで分かった=図参照=。

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神吉教授は「従来の概念を覆す発見で、ミトコンドリアの質を管理する自食作用についての理解が深まった」と説明。

パーキンソン病などに対し、効果的に自食作用を起こす治療法や新薬の開発に貢献できるとしている。